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エンタープライズディレクトリサービスを使用した設定オプション
ユーザー、グループ、および組織の情報を維持するためのエンタープライズディレクトリサービスの設定オプションは、次のとおりです。
例 1
説明
問題点
既存の LDAP ディレクトリのユーザー、グループ、および組織の情報を Windchill Directory Serverにインポートできます。その結果、すべてのユーザー、グループ、および組織の情報が Windchill Directory Serverに置かれます。ユーザーとグループの情報のインポートについては、Windchill Directory Server Administration Guide を参照してください。
ユーザー、グループ、および組織の情報の配布と運用メンテナンスについて、決定を行う必要があります。情報を複数の場所で管理するかどうか、および情報をどのようにユーザーに配布するかを決定する必要があります。たとえば、Windchill Directory Server 内の情報を最新の情報に維持するために、どのディレクトリ同期処理を設定するかを決定します。
例 2
説明
問題点
ユーザー情報は、1 つ以上の独立した LDAP ディレクトリ内で維持されます。この場合、Windchill Directory Serverにグループと組織の情報が格納され、追加の LDAP ディレクトリにユーザー情報が格納されます。
このオプションを使用すると、ユーザー情報が別々のディレクトリに分割されるので、複数のディレクトリにあるユーザー情報のメンテナンスと配布に関するオプション 1 の問題は解消されます。
使用するユーザー管理ツールを選択する必要があります。Windchill 管理ツールを使用するほかの方法として、任意の LDAP 管理ツールを使用してエンタープライズディレクトリ内の情報を維持管理できます。ただし、Windchill 管理ツールを使用する場合は、既存の LDAP ディレクトリへの書き込みアクセス権が必要となります。Windchill 管理ツールの詳細については、Windchill Basic Administration Guide を参照してください。
このほかにも、知識と専門技術を必要とするほかのさまざまな方法で、高セキュリティ環境に複数の Web サーバーや LDAP ディレクトリを配備することもできます。通常、既存の LDAP ディレクトリがある場合は、例 2 が最も簡単な方法でしょう。次のトピックでは、オプション 2 を実行する方法を説明します。