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wt.part.LoadPart.beginCreateWTPart の詳細
メソッド wt.part.LoadPart.beginCreateWTPart はバージョン化をサポートしています。指定されたバージョンと作業版数で部品を作成できるようになります。複数の部品バージョンは、順序の存在を示唆しています。たとえば、後続のバルクロードの実行によって不足を補うことができますが、これは、前のバージョンの最新作業版数に添付することによって行います。新しい作業版数が前のバージョンに追加された場合、新しいバージョンはこの新しい最新作業版数に添付されます。
たとえば、セット 1 (E.1, A.1, C.2) を読み込むと (A.1, C.2, E.1) になります。
C.2 の先行は A.1、E.1 は C.2 です。セット 2 (B.1, A.2, C.1, C.3) を読み込むと (A.1, A.2, B.1, C.1, C.2, C.3, E.1) になります。
B.1 の先行は A.2、C.1 は B.1、E.1 は C.3 です。
B.1 の作業版数履歴には、A.2 と A.1 の両方が表示されます。
C.1 の作業版数履歴には、B.1、A.2、A.1 が表示されます。
E.1 の作業版数履歴には、C.3、C.2、C.1、B.1、A.2、A.1 が表示されます。
新しいバージョンまたは作業版数が追加されるたびに、前のバージョンの新しい最新作業版数への先行リンクが引き続き変更されていきます。
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バージョン化では、順序付けて不足を補うことができます。
有効なバージョン化の例: (A.1, A.3, B.2, B.5, E.4, E.5)
順序付けされていないバージョンを読み込む場合や、関係をこれらの部品に読み込む場合は、データの順序付けに関して以下の点を理解する必要があります。
関係は、先行として識別されたものから新しいバージョンへと、前方にコピーされます。たとえば、順序付けされている場合に、参照を含む部品 1 の A.1 を作成するか、または doc 2 との関係を記述します。部品 1 の B.1 を取得するように変更すると、A.1 の関係がここにコピーされるので、doc 2 との関係も含まれます
新しいバージョンの作成後に関係が作成された場合、それは前方にコピーされません。たとえば、部品 1 の A.1 と B.1 を作成した後に、部品 A.1 に doc 2 との関係を作成した場合、部品 1 の B.1 に doc 2 との関係が自動的にコピーされることはありません。この関係は明示的に作成する必要があります。
先行からの関係は、累積されません。(この点は、このリストの最初の点で詳しく述べています)。関係は、累積された先行からではなく、1 つの識別された先行のみからコピーされます。doc 2 に関連する部品 1 の B.1 を作成し、doc 3 に関連する部品 1 の A.1 を作成した場合、部品 1 の C.1 は doc 2 との関係のみを継承します。
この基本的な規則に基づいて、その他のシナリオを考えることもできます。バージョンまたは作業版数とそれらの関係を順序付けて作成する場合は、目的とする結果が得られるように、注意深く計画を立ててください。