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サブミット後検証シーケンス
サブミット後検証は、ユーザーがウィザードの 1 つのステップから次のステップに移動するとき、またはユーザーがウィザード全体をサブミットするときに発生します。
サブミット後検証ロジックで唯一許可される場所がバリデータです。事前検証と異なり、サブミット後検証にはソリューショングループ、役割ベースの UI サービス、またはフィルタとのやり取りはありません。このため、サブミット後検証のシーケンスは事前検証よりもはるかに単純です。選択後検証のシーケンスとほとんど同じです。
最初に、クライアントインフラストラクチャが検証サービスを呼び出します。サービスは、"次へ" または "OK" ウィザード操作 (この id は検証キーで表されます) に関連付けられた id を渡します。また検証キーとともに、コンテキストデータも検証基準インスタンスの形式で渡します。
キー
1. クライアントインフラストラクチャが、ウィザードの "次へ" または "OK" 操作 (検証キーで表されます) に関連付けられた id を渡す検証サービスと、コンテキストデータ (検証基準インスタンスで表されます) を呼び出します。
クライアントインフラストラクチャからサブミット後検証リクエストを受け取った後、検証サービスはウィザードの "次へ" または "OK" 操作と関連付けられているバリデータがあるかどうかを確認します。
バリデータは、事前検証や選択後検証と同様に、action id とその操作のバリデータクラスのクラス名をリンクするエントリを service.properties.xconf ファイルに作成することで、ウィザードの "次へ" または "OK" 操作に関連付けられます。
その操作に登録されているバリデータがない場合、ユーザーは次のステップへの移動またはウィザード全体のサブミットを許可されます。一方、"次へ" または "OK" 操作に関連付けられたバリデータがある場合は、検証サービスがそのバリデータを呼び出し、その操作の検証ステータスを取得します。
キー
1. クライアントインフラストラクチャが、ウィザードの "次へ" または "OK" 操作 (検証キーで表されます) に関連付けられた id を渡す検証サービスと、コンテキストデータ (検証基準インスタンスで表されます) を呼び出します。
2. 検証サービスが、"次へ" または "OK" 操作に関連付けられたバリデータがあるかどうかを確認します。ある場合は、バリデータを呼び出して、その操作の検証ステータス (許可または拒否) を取得します。
バリデータが検証結果を返した後、検証サービスが行うのは、バリデータから返された検証結果をクライアントインフラストラクチャに渡すことです。ステータスが許可か拒否かにかかわらず、クライアントインフラストラクチャは確認を行います。ステータスが "許可" の場合、ユーザーは次のステップへの移動、またはウィザード全体のサブミットが許可されます。ステータスが "拒否" の場合、ユーザーは次のウィザードステップへの移動またはウィザードのサブミットが禁止され、バリデータが操作の拒否理由を示すメッセージを返した場合は、そのメッセージがユーザーに表示されます。
キー
1. クライアントインフラストラクチャが、レンダリングされるページに対応する操作 (検証キーで表されます) を渡す検証サービスと、コンテキストデータ (検証基準インスタンスで表されます) を呼び出します。
2. 検証サービスが、"次へ" または "OK" 操作に関連付けられたバリデータがあるかどうかを確認します。ある場合は、バリデータを呼び出して、その操作の検証ステータス (許可または拒否) を取得します。
3. 検証サービスが検証ステータス (検証結果に内包) をバリデータからクライアントインフラストラクチャに渡します。そこで、ユーザーがウィザードの次のステップに進む、またはウィザード全体をサブミットするのを許可するか、または操作を起動したウィザードステップにユーザーを戻します。