レポート生成クライアントのカスタマイズ
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カスタム入力ページを使用したレポートのために、このカスタマイズはサポートされています。
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レポート生成クライアントは、追加のレポート生成の入力をユーザーに要求する HTML フォームと、レポートを実行して XSL 変換を適用する HTTP プロセッサで構成されています。これらのクライアントは両方とも、一般的な HTML クライアントのカスタマイズと同じ方法でカスタマイズできます 詳細については、
Windchill JSP フレームワークを使用した HTML クライアントのカスタマイズを参照してください。
また、レポート生成専用のコードは独立したクラス内で静的メソッドとして使用できるので、再使用が可能です。ReportTemplateHelper クラスでは、レポートを処理するためのメソッドが数多く提供されています (詳細は、インストールされている Windchill Javadoc 内の wt.query.template.ReportTemplateHelper クラスエントリを参照してください)。
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以前のリリースでは、サブタイプ (つまり、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを使用して作成したタイプ) を使用するレポートは、レポートコマンドを使用して処理する必要がありました (詳細は、インストールされている Windchill Javadoc 内の com.ptc.core.query.report.command.common パッケージエントリを参照してください)。ReportTemplateHelper API によって、現在ではサブタイプと顧客が作成した属性が直接サポートされます。レポートコマンドは引き続きサポートされますが、処理の必要がなくなりました。
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前述のクライアントは両方とも、XSLT プロセッサ用に開発されたラッパー API に依存しています。 プロセッサAPI の詳細は、インストールされている Windchill Javadoc 内の wt.xml.xslt パッケージエントリにあります。
この API では以下の機能を使用できます。
• 個々の XSLT 実装 (現在使用中の XSLT プロセッサライブラリである Saxon など) からの独立。
• 特定の実装の詳細を非表示にする XML ソースのハイレベル抽出 (文字列、Java IO ストリーム、DOM、SAX など)。
• Windchill での XSLT 操作のためのクリーン API。
• XSLT 変換を複雑に連鎖させるための使いやすいハイレベル機能。
この API で提供されている機能以外の追加機能を使用するには、標準 JAXP (Java API for XML Processing) API を使用するか、Saxon に直接アクセスします。詳細については、以下の URL で現在公開されている Saxon Web ページを参照してください。
ただし、Windchill にバンドルされている XSLT ライブラリは将来、変更される可能性があり、Windchill XSLT API および JAXP API のユーザーはこのような変更の影響を若干受けるので注意してください。