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制限事項
Cognos のレポート作成機能は、さまざまなタイプのデータソースに対応しています。WBR 統合では XML データソースを使用します。ほかのタイプの Cognos データソースと比較すると、XML データソースには制限がある場合があります。多くの場合、Cognos は XML データソースと同様の機能を実装できますが、注意が必要な場合があります。たとえば、集約関数を使用してデータを要約できますが、この処理はすべてのデータが受信された後に Cognos サーバーで行われます。そのため、この処理によってパフォーマンスとスケーラビリティの問題が発生する場合があります。
Cognos レポートと Windchill レポートビジネスオブジェクトの間には、1 対 1 の関係があります。標準 Windchill アクセス制御を適用できるように、このオブジェクトでは AccessControlled インタフェースが実装されます。"実行" 権限というアクセス制御の概念はありません。ユーザーに "読み取り" アクセス権限がある場合、そのユーザーはレポートを実行することもできます。Windchill レポートオブジェクトの定義済みのアクセス制御ポリシーが、すべてのレポートの読み取りアクセス権限を付与するサイトコンテキストに対して指定されます。ほかのアクセス制御規則は、タイプ継承に基づいてレポートオブジェクトに適用されます。たとえば、レポートオブジェクトによって WTObject が拡張されます。このため、サイトレベルでは、完全なアクセス権限が管理者に付与されます。
Cognos レポートには、Cognos サーバーのアクセス制御ポリシーが適用されます。Cognos を WBR の一部として公開する際、認証用に Windchill LDAP を共有するように Cognos を設定しても、統合によって Cognos のデフォルトのアクセス許可、ユーザー、またはグループが変更されることはありません。Cognos のアクセス許可、ユーザー、またはグループをさらに変更する場合は、Cognos のツールの UI または API を使用して行う必要があります。この UI および API については、Cognos のマニュアルで説明されています。詳細については、Cognos Administration and Security Guide の「Initial Security」の章を参照してください。