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カスタマイズポイント
操作の追加および拡張
一括変更クライアントでは、クライアントへの新規オペレーションの追加または既存オペレーションの拡張がサポートされています。この方法の詳細については、Javadoc のクラス MassChangeFilterDelegate に記載されています。
フィルタ委任が一括変更操作を処理する場合、すべての操作が選択済みオブジェクトタイプに適しているとは限りません (たとえば、WTDocument は、部品の親子関係リンクを処理する一括変更操作には有効ではありません)。選択済みオブジェクトでサポートされている操作を表示するには検証が必要です。詳細については、一括変更でサポートされるタイプのベストプラクティスに関する内容を参照してください。
ドキュメント関連操作の拡張
ドキュメント操作の「既存のドキュメントを挿入」または「関連ドキュメントを除去」を処理する場合、選択された関係および一括変更用に選択されたオブジェクトに基づいて使用される、委任が存在します。関係または選択されたオブジェクト (またはその両方) を処理するために、新しい委任を実装できます。現在サポートされているドキュメント関係は、ドキュメントの詳細と親参照、および CAD ドキュメントのパッシブです。実装と構成の詳細については、Javadoc の AssociationDelegate および implementing classes を参照してください。
CAD から構築された部品のサポート
Windchill 10.2 M030 以降のリリースでは、一括変更操作で CAD ドキュメントから構築された部品 (つまり、CAD ドキュメントとのアクティブな "オーナー" 関連がある部品) に対する変更がサポートされます。CAD から構築された部品のサポートが有効になっている場合、一括変更の動作は次のようになります。
一括変更操作時に、バッキング CAD オブジェクトに対して部品の変更を適用するパブリッシング操作が使用可能になります。
プレビューテーブルにいくつかの操作 (「含む」、「除外」、「ファイルにエクスポート」など) が表示されます。
プレビューテーブルに、選択されているターゲットオブジェクトが、不適格なものも含めすべて表示されます。
新しい「除外理由」列にオブジェクトが不適格な理由が示され、不適格オブジェクトに取り消し線が表示されます。
一括変更操作は変更タスクウィザードからは除去されていますが、変更タスクの情報ページにある結果オブジェクトテーブルには残っています。
Windchill の以前のリリースとの互換性のため、CAD サポートはデフォルトでは有効になりません。CAD から構築された部品のサポートを有効にするには、次のプロパティを site.xconf ファイルで設定します: massChange.enableCADSupport=true
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Windchill の将来のリリースでは、CAD から構築された部品のサポートは必須になり、上記のプロパティは除去される予定です。
カスタマイズの更新
一括変更コードがカスタマイズされたインストールでは、「CAD から構築された部品のサポート」セクションで説明した変更との互換性を確保するため、そのコードを更新する必要があります。パッケージ com.ptc.windchill.enterprise.massChange.filters 内の次のメソッドは廃止が予定されており、Windchill の将来のリリースでは除去されます。
MassChangeFilterDelegate.evaluate(Map<Changeable2, String> result, String action, List<Changeable2> selectedItems)
MassChangeFilterDelegate.processOperation(List<Changeable2> nonExcludedItems)
AbstractDefaultFilterDelegate,massChangeOperation()
AbstractWorkableFilterDelegate.doOperation(Changeable2 source_changeable, WTCollection target_changeables)
AbstractWorkableFilterDelegate.processExclusionCriteria(WTCollection targets, Changeable2 sourcePart)
AbstractPartUsageFilterDelegate.validateForQuantityUnit()
上記のメソッドをオーバーライドするメソッドによって拡張されているクラスもすべて廃止が予定されています。代替メソッドについては、廃止予定のメソッドの Javadoc を参照してください。