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Windchill サーバーマネージャとメソッドサーバー
サーバーマネージャには、主として以下の 2 つのタスクがあります。
メソッドサーバーを起動して、監視する
メソッドサーバー間およびクラスタ全体 (クラスタ環境を設定した場合) におけるキャッシュの反映を管理する
クラスタの詳細については、クラスタ Windchill 環境のインストールと設定を参照してください。
Windchill をオンラインにするには、サーバーマネージャを起動します。サーバーマネージャは監視対象となるメソッドサーバーを起動し、登録します。
動作中のサーバーマネージャは、wt.properties ファイルで定義された負荷分散アルゴリズムによって (デフォルトの最も効果的な設定はラウンドロビンです)、新規クライアントリクエストをそれぞれ、レジストリ内の次のメソッドサーバーにルーティングします。
メソッドサーバーは、Windchill アプリケーションの中心となるコンポーネントです。メソッドサーバーは、オブジェクト間の対話を管理し、動作およびビジネス規則を強制します。
メソッドサーバー構成には、1 つ以上のメソッドサーバーを含めることができます。メソッドサーバーが 1 つだけの場合、Embedded Servlet Engine は次の Web アプリケーションで構成されます。
複数のメソッドサーバーを使用する場合、通常、そのうち 1 つ以上をバックグラウンドメソッドサーバーとして指定します。バックグラウンドメソッドサーバーを配置した場合、フォアグラウンドメソッドサーバーがクライアント要求を処理し、バックグラウンドメソッドサーバーは、電子メール通知の送信、ワークフローの実行、非同期タスクの実行など、バックグラウンドキューアクティビティを管理します。複数のメソッドサーバーがある場合、Windchill および Windchill Help Center の Web アプリケーションはフォアグラウンドメソッドサーバーのみで実行されます。
Java Management Extensions (JMX) MBean を使用して、Windchill アプリケーションのさまざまな要素を監視および管理できます。Using Java Management Extensions (JMX) の使用を参照してください。Windchill の起動の詳細については、MBeans を使用した Windchill システムの起動および停止を参照してください。
また、「サーバーステータス」ページ (「サイト」 > 「ユーティリティ」を選択) には、実行中のシステムに関する情報が表示されます。「サーバーステータス」ページの詳細については、サーバーステータスを参照してください。