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Windchill プロパティの変更
フォームベース認証ソリューションの使用を有効にする wt.properties プロパティは、wt.auth.form.enabled です。
デフォルトで、フォームベース認証ソリューションの使用は無効になっています。有効にするには、xconfmanager ユーティリティを使用してプロパティを真に設定します。たとえば、Windchill シェルで次のように入力します。
xconfmanager -s wt.auth.form.enabled=true -t wt.properties -p
フォームベース認証ソリューションの使用を有効にすることで、Windchill ページの右上隅にある Windchill「クイックリンク」メニューの「ログオフ」メニューオプションの表示も有効になります。
「ログオフ」メニューオプションを選択すると、デフォルト動作では Windchill サーブレットセッションが終了し、ログオフイベントが Windchill 監査ログに取り込まれます。ユーザーが開始したアクティビティでログオフ時に進行中のものは、サーブレットセッションにアクセスしないかぎりは続行されます。たとえば、ユーザーがサーチを開始した後、完了する前にログオフした場合は、結果を表示しようとしたときにサーチエラーが発生します。ユーザーがチェックイン操作を開始した後、チェックイン確認が表示される前に「ログオフ」をクリックした場合、チェックインは完了しますが、確認は表示できず、エラーが記録されます。
デフォルトで、サーブレットセッションが認証セッションと同じ場合は、そのセッションに関連付けられている状態データはいずれも失われ、ログイン状態でなくなります。「ログオフ」メニューオプションを使用してユーザーがログオフした後、ページは Windchill ベース URL を実行します。ユーザーはもうログインしていないので、再度ログインできるログインフォームが URL に表示されます。
お使いのフォームベース認証ソリューションでさまざまなコンフィギュレーション設定を選択したり、wt.properties の wt.logout.url プロパティにさまざまな URL を設定したりすることで、このデフォルトのログオフ動作を変更できます。サーブレットセッションに基づかない (したがって認証セッションがサーブレットセッションの終了によって終了しない) フォームベース認証ソリューションの場合、wt.logout.url プロパティに設定する URL はお使いのフォームベース認証ソリューションで現在の認証セッションのログアウトを行うものでなければなりません。