Oracle Data Guard を使用する場合の新規 Windchill インストール環境の設定
Oracle Data Guard とともに使用する新規の Windchill インストール環境を設定するには、以下の手順に従います。
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PTC は、データベースフェイルオーバー直後のデータの矛盾を回避するため、Data Guard の保護モードとして MaxProtection を選択することを強くお勧めします。この保護モードによって、データの整合性は確保されますが、システム全体のパフォーマンスは低下することがあります。
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3. SQL*Plus を使用して、以下のステートメントをデータベース管理者ユーザーとして実行し、Windchill Oracle データベースのユーザースキーマを作成します。変数は、システムで適切となる値に置き換えてください。
create user <Windchill_DB_Username> identified by <Windchill_DB_User_password>
default tablespace <Default_Tablespace_Name>
temporary tablespace <Temporary_Tablespace_Name>
/
grant connect, resource to <Windchill_DB_Username>
/
grant create sequence, create view, query rewrite, select any dictionary,
unlimited tablespace to <Windchill_DB_Username>
4. PTC ソリューションのインストーラ (PSI) を起動し、プラットフォームコンポーネントのウィンドウで、「データベースソフトウェア」フィールドの「Oracle アドバンス」オプションを選択して Windchill をインストールします。
5. PSI のデータベース情報ウィンドウで、以下の情報を入力します。
◦ 「Oracle データベースの接続文字列」フィールドに、完全な Oracle Data Guard 接続文字列を入力します。変数は、お使いのシステムに該当する値に置き換えてください。
(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(FAILOVER=ON)(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
(HOST=<プライマリ_データベース_ホスト>)(PORT=<リスナー_ポート>))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
(HOST=<スタンバイ_データベース_ホスト>)(PORT=<リスナー_ポート>)))
(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=<クライアント_フェールオーバー_サービス_名>)
(SERVER=DEDICATED)(FAILOVER_MODE=(TYPE=session)(METHOD=BASIC)(RETRIES=180)
(DELAY=5))))
◦ 「ユーザー名」フィールドおよび「パスワード」フィールドに、既存の Windchill データベースユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。