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複数の組織コンテキストについて
サブタイプと再利用可能な属性は、サイトコンテキストと組織コンテキストのいずれでも作成できます。サブタイプと再利用可能な属性を組織コンテキスト内で作成した場合、これらのタイプと属性はほかの組織から分離され、プライベートのままとなります。
次の 2 つの場合は、すべての組織コンテキストがサブタイプと再利用可能な属性を表示および使用できます。
サブタイプと再利用可能な属性がサイトコンテキストでサイト管理者によって作成された場合は、すべての組織コンテキストでこれらのタイプと属性を表示し、使用できます。
インストール時に、サイトコンテキストはオーナー組織参加者と関連付けられます。これと同じオーナー組織参加者が組織コンテキストと関連付けられている場合、すべての組織はその組織コンテキスト内で作成されたサブタイプと再利用可能な属性を表示できます。
Windchill システムは、それぞれがオーナー組織参加者に関連付けられたサイトコンテキストと組織コンテキストを少なくとも 1 つずつ備えています。サイトに複数の組織コンテキストがある場合、それぞれにオーナー組織参加者が存在します。組織参加者の作成とサイトコンテキストとの関連付けは、インストールプロセスの一環として行われます。
組織コンテキストを作成した場合に、新しい組織コンテキストのオーナーとしてサイトコンテキストと同じオーナー組織参加者を選択すると、その組織コンテキスト内で作成されたすべてのタイプと属性をサイトコンテキストで使用できるようになります。次の図を参照してください。サブタイプと属性を特定の組織に対してプライベートのままにするには、サイトコンテキストに関連付けられた組織参加者とオーナー組織参加者を重複させないことが必要です。
たとえば、次の図で Demo 組織で作成されたすべてのサブタイプと属性はその組織コンテキストでプライベートのままとなります。ただし、Acme 組織コンテキストで作成されたすべてのサブタイプまたは属性は、サイト内のすべての組織コンテキストで表示できます。これは、組織コンテキスト Acme のオーナー組織参加者は、サイトコンテキストのオーナー組織参加者でもあるからです。
各組織参加者には、サブタイプおよび属性の組織コンテキストを識別するために使用されるインターネットドメインがあります。サブタイプおよび属性を作成すると、新しく作成したタイプまたは属性の名前の推奨プレフィックスが Windchill に表示されます。提示されるプレフィックスは、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを起動したときのコンテキストに基づいています。推奨プレフィックスは、組織コンテキストを所有する組織参加者のインターネットドメインを逆にしたものです。たとえば、インターネットドメインが acme.com である組織からは、com.acme などのプレフィックスが推奨されます。
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タイプまたは属性が組織コンテキスト内から作成され、この組織のインターネットドメインが既知の組織コンテキストに関連付けられていない場合は、エラーが発生します。
コンテキストの詳細については、コンテキスト – 分散管理と階層管理を参照してください。