高度なカスタマイズ > Info*Engine ユーザーガイド > Web サービスフレームワーク > Info*Engine ベースの Web サービスの作成 > Web サービスの展開
  
Web サービスの展開
このプロジェクトが作成されたときに、userNameAuthSymmetricKeys の値が明示的に渡される security.policy というパラメータが指定されています。したがって、この例では、ユーザー名とパスワードの両方を Web サービスクライアントに指定する必要があります。
Web サービスを生成して展開するには、以下のコマンドを実行します。
% cd <Windchill>/prog_examples/MyProject/src
% ant
* 
Apache Ant スクリプトを実行するために Windchill がアクティブである必要はありません。
ここで、Windchill を起動 (または再起動) して展開を終了します。
Apache Ant スクリプトは、引数を使用せずに実行すると、Web サービスをパッケージ化し、インストールして展開します。
サービスが Windchill でパッケージ化され、コンパイルされてインストールされます。Info*Engine タスクベースのサービスの場合、タスクは PTCTAR ファイルにパッケージ化されてインストールされます。この例では、結果の PTCTAR ファイルは以下のようになります。
<Windchill>/prog_examples/jws/MyProject/dist_server/mathservice.ptctar
Web サービスが Java オブジェクトを必要とする場合は、src ディレクトリ内にこれらのオブジェクトのパッケージ階層とソースを作成します。スクリプトが自動的にこれらのクラスをコンパイルしてパッケージ化します。Web サービスに関連付けられているクラスは、サービスのサーブレット名を反映する JAR ファイル内の <Windchill>/codebase/WEB-INF/lib でパッケージ化されます。
次に、<Windchill>/bin/adminTools/WebServices/build.xml スクリプトが実行されて、サーバー側のコンポーネントが生成され、コンパイルされると同時に、セキュリティが確保された Web サービスが展開されます。このビルドスクリプトは、必要に応じて、自動で実行することもできます。詳細については、Web サービス展開用ビルドスクリプトの使用を参照してください。
* 
Apache Ant フレームワークを使用する場合、このビルドスクリプトを手動で実行する必要はありません。Apache Ant フレームワークは、すでにシステムにインストールされている既存のレガシー Web サービスを展開するために使用することもできます。この場合、src ディレクトリには build.xml スクリプトのみが含まれ、タスクソースは含まれません。
これでサービスが展開され、Windchill が実行されるようになったため、以下のような URL を閲覧することで、Web サービスの WSDL を確認できます。
http://<ホスト>/Windchill/servlet/MathService?wsdl
Java ベースの Web サービスクライアントの作成で説明されているように、Java クライアントを作成する場合、WSDL にアクセスする方法を知っておく必要はありません。ただし、サービスを別の Web サービスクライアントと統合する場合は、WSDL にアクセスする必要があります。