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Webject
Webject は、外部 Webject 名によって提供されている特定の Info*Engine 機能を実行するコマンドです。JSP ページまたはタスク内に Webject を指定するには、Info*Engine Webject およびパラメータのカスタムタグを使用します。カスタムタグを使用するには、高度なプログラミング知識は必要なく、基本的な JSP コーディング手法についての知識で十分です。Info*Engine カスタムタグはほかの JSP タグと同様に使用できます。カスタムタグを使用して、Web ページ内での情報の表示方法を決定したり、プログラムによって操作できる情報を定義したりできます。Webject はどの JSP ページまたはタスクにも追加できます。Webject を使用して、情報をダイナミックに構成し、操作できます。
Webject は、複雑なプログラミングが抽象的な用語や簡略化された用語に変更された特殊なオブジェクトと考えてください。これらの特殊なオブジェクトは再利用できますが、プログラマが変更する必要はありません。オブジェクトが使用されるたびに、異なる結果を返すことができます。Webject の記述方法を理解することは、Info*Engine ソリューションの成功のためには重要です。ここではさまざまなタイプの Webject を理解するだけでも、Info*Engine でのデータ管理方法を理解できるようになります。
以下のタイプの Webject を使用できます。
Display
Display Webject は Info*Engine グループを HTML に変換して表示します。
Display Webject は JSP ページ (またはカスタムアプリケーション) 内でのみ指定できます。Display Webject では、既存のグループを指名すると、Info*Engine は表示のためのコード化を行います詳細については、HTML 用 Display Webjectを参照してください。
Image
Image Webject は、グループデータに基づいて JPEG イメージを表示します。データはグラフまたはチャートに表示されます。詳細については、JPEG の Image Webjectを参照してください。
Query
Query Webject は、指定した照会基準に一致するオブジェクトを外部データベース内でサーチします。アダプタが照会を処理する方法は、その下にあるデータリポジトリの特性によって異なるため、各アダプタは Query Webject の固有のセットをサポートします。
Info*Engine は Query Webject を検出すると、Webject を適切なアダプタに渡します。アダプタはその後、指定された照会を実行します。成功した照会によって返されたオブジェクトのグループは、Info*Engine によって保存されます。したがって、ほかの Webject が結果を利用できます。詳細については、Task Webject リファレンスを参照してください。
Administrative
Administrative Webject は、簡単な統計情報の収集や、実行時のサービスプロパティの再読み込みなど、特定の管理機能を実行します。詳細については、Administrative Webjectを参照してください。
Action
Action Webject は、作成、コピー、更新などの特定の操作を実行します。操作はアダプタが接続するデータリポジトリに直接関連があるため、各アダプタは Action Webject の固有のセットをサポートします。
Info*Engine は Action Webject を検出すると、Webject を適切なアダプタに渡します。アダプタはその後、指定された操作を実行します。詳細については、Task Webject リファレンスを参照してください。
Group
Group Webject は、ほかの Query、Action、または Group Webject の結果として生成される 1 つまたは複数の既存のデータグループの比較、結合、または並べ替えを行います。詳細については、Group Webjectを参照してください。
Management
Management Webject は、プロパティの取得、資格証明のマッピング、例外の発生などのいくつかの一般的な機能を提供します。これらの機能は JSP ページやタスクを管理するときに役立ちます。詳細については、Management Webjectを参照してください。
Message
Message Webject は、一般的なメッセージ送受信機能とタスクのキュー機能のために、サードパーティの MOM とともに使用できる一連の Webject を提供します。詳細については、Message Webjectを参照してください。
Web Event Service
Web Event Service Webject は、Info*Engine イベントを処理するためにサードパーティの MOM とともに使用できる一連の Webject を提供します。詳細については、Web Event Service Webjectを参照してください。
Query、Administrative、Action、Group、Management、Message、および Web Event Service Webject は、JSP ページまたはスタンドアロンタスク内で指定でき、Task Webject とも呼ばれています。
カスタム Java コードを記述することによって、External Custom Webject を作成することもできます。Custom Webject を使用すると、Info*Engine のすべての内部クラスにアクセスでき、Info*Engine の機能を拡張できます。External Custom Webject は、Info*Engine によってダイナミックに読み込まれ、タスクまたは JSP ページで使用できます。