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ie.properties ファイルについて
ie.properties ファイルは、Info*Engine がインストールされている /codebase/WEB-INF ディレクトリに存在し、Info*Engine プロパティを含む LDAP ブランチの参照が含まれます。この参照には、サービスが LDAP ディレクトリにアクセス可能なことを確認するための情報も含まれます。
Windchill インストーラは、ユーザーが LDAP 設定の入力時に指定した値に基づいて、ie.properties ファイルのコンテンツを作成します。以下の設定が含まれます。
LDAP サーバー DNS 登録ホスト名
管理者の識別名
管理パスワード
製品プロパティの基本識別名
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ie.properties ファイルのコンテンツは site.xconf ファイル内のエントリから生成され、xconfmanager ユーティリティを使用して設定されます。このファイルを直接編集することはできません。
たとえば、以下のように値が設定されているとします。
「管理者の識別名」が「cn=Manager」
「管理パスワード」が「admin」
「LDAP サーバーの DNS 登録ホスト名」がローカルホスト「host.company.com」
「製品プロパティの基本識別名」が「cn=configuration,cn=Windchill_10,o=Company」
この例では、ie.properties ファイルには以下が含まれます。
seeAlso=ldap://cn=Manager:encrypted.ie.ldap.managerPw@host.company.com/
cn=configuration,cn=Windchill_10,o=Company
com.myCompany.myState.myHost.namingService.
directoryProvider=ldap://cn=Manager:encrypted.ie.ldap.managerPw@host.company.com
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この例の LDAP のパスワードは「admin」ですが、ie.properties ファイルにはプレーンテキストでこのパスワードは格納されません。実際のパスワードは WTKeystore に格納され、必要に応じて取得されます。
Info*Engine では、ie.properties ファイルを使用することにより、管理者のユーザー名とパスワードを、一部のオペレーティングシステムで表示可能な個々の起動スクリプトではなく、比較的安全なファイルに保存できます。さらに、このファイルの内容を変更するだけで、異なった LDAP エントリのセットを簡単に使用でき、LDAP 認証を簡単に変更できます。
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ie.properties ファイルの内容を変更するには、xconfmanager ユーティリティを使用します。詳細については、xconfmanager ユーティリティについてを参照してください。それ以外の場合は、コマンドラインで以下のコマンドを入力します。
xconfmanager --help