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アダプタ用 INSTANCE 名の定義
アダプタやゲートウェイなどの Info*Engine コンポーネントをサイトでネーミングする規則の定義とともに、アダプタとゲートウェイへアクセスするために使用する名前をユーザー集団に伝える必要があります。これらの名前は、アダプタ Webject の INSTANCE パラメータに対するデータ値で指定されます。
ネーミングサービスは、以下のコンポーネント名の形式を認識します。
LDAP エントリの ptcServiceName 属性で定義される簡単な名前。エントリがネーミングサービスサーチパスにある場合に、この名前を使用できます。たとえば、ptcServiceName 属性が「com.myCompany.myHost.jdbcAdpt」に設定されている場合、INSTANCE データ値は以下のようになります。
com.myCompany.myHost.jdbcAdpt
完全修飾識別名。この名前は、LDAP ディレクトリの任意の場所にある特定の Info*Engine LDAP エントリを検索するために使用できます。
たとえば、「com.myCompany.myHost.jdbcAdpt」エントリが「dc=myHost,dc=myCompany,dc=com,ou=Applications,o=myCompany」に配置されている場合、識別名は以下の形式で使用されます。
ptcServiceName=com.myCompany.myHost.jdbcAdpt,dc=myHost,dc=myCompany,
dc=com,ou=Applications,o=myCompany
以下の形式で表示されるドメインベースの参照名。
ptcServiceName@dc_attributes
このフォーマットで、ptcServiceNameptcServiceName 属性の値で、dc_attributes は LDAP エントリのドメインロケーションを構成する dc 属性です。ここで、それぞれの属性はピリオドで区切ります。
* 
ドメインベース参照名は、Info*Engine エントリが配置されている LDAP ディレクトリが、ルートレベルディレクトリとして dc=com を使用して構築されている場合、または、ネーミングサービスの .serviceDomainBase プロパティがエントリの識別名に使用される属性値をドメインの後ろに配置するように設定されている場合にのみ使用できます。
たとえば、ptcServiceName 属性値が「com.myCompany.myHost.jdbcAdpt」で、「dc=myHost,dc=myCompany,dc=com,ou=Applications,o=myCompany」ブランチでエントリが検索された場合、以下のドメインベースの参照名は、.serviceDomainBase プロパティが「ou=Applications,o=myCompany」に設定されている場合にのみ使用できます。
com.myCompany.myHost.jdbcAdpt@myHost.myCompany.com
.serviceDomainBase プロパティを設定するには、Info*Engine プロパティ管理ユーティリティを使用します。詳細については、プロパティ管理ユーティリティのプロパティヘルプを参照してください。
通常、ptcServiceName 属性で定義されている簡単な名前を入力すると、INSTANCE パラメータ値に対して有効に機能します。ただし、サイトに最適な方策を決定するには、Info*Engine LDAP エントリを作成する方法およびネーミングサービスのサーチパスに対するエントリの場所を確認する必要があります。