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アダプタインスタンスのグローバル変数
アダプタインスタンスのグローバル変数は、グローバル変数グループの ESISAPAdapter に属します。ここで説明するように、これらは使用率パラメータによってさらに分類することができます。
SAP 接続パラメータ: これらのパラメータは SAP システムに接続するときに必要です。
Username
パスワード
ApplicationServer
クライアント
SystemID
アダプタ JMS 転送パラメータ: これらのパラメータは一部の BAPI/RFC でプロセスエンジンとアダプタの間の通信を保証するときに必要です。
JMSProviderURL
JMSProviderContextFactory
アダプタログファイルパラメータ:
LogFileCount
LogFileSizeLimit
アダプタクライアント接続パラメータ:
MaxConnections
MaxReconnectionAttempts
ReconnectionAttemptsNumber
ReconnectionAttemptsInterval
以下の表では、このアダプタインスタンスグローバル変数グループを構成するグローバル変数について説明しています。
グローバル変数名
説明
可能な値と Windchill ESI のデフォルト値
ApplicationServer
配布ターゲットのアプリケーションサーバー接続文字列です。
以下の接続の 1 つを行っているときのアプリケーションサーバー文字列の有効な値です。
ファイアウォールまたは SAP ルータを介した接続
/H/<SAP ルータ>/S/<SAP ルータサービス>/W/<パスワード>/H/<ターゲットアプリケーションサーバー>
ここで、
<SAP ルータ> は、SAP ルータの IP アドレスまたは名前です。
<SAP ルータサービス> は、デフォルトで 3299 に設定されています。
<パスワード> は、ルートの先行と後続の間の接続のパスワードを示します (オプション)。デフォルト値は "" です (パスワードなし)。
<ターゲットアプリケーションサーバー> は、SAP アプリケーションサーバーの IP アドレスまたは名前です。
* 
関連するエントリは、アプリケーションサーバーのルートアクセス許可テーブルで維持されている必要があります。ルートアクセス許可テーブルの標準エントリは次のように表示されます。P/S/D <source-host> <dest-host> <dest-serv> <パスワード>
ここで、
<source-host> および <dest-host> には SAP ルータを指定できます。
SAP ルータ文字列の詳細については、http://help.sap.com の SAP ヘルプを参照してください。
同じネットワークで次のステップを実行します。
SAP サーバーの IP アドレスまたはアプリケーションサーバー名を入力します。
<ターゲットアプリケーションサーバー>
SystemID
Windchill PDMLink は配布ターゲットのシステム ID 属性を識別します。この値は、<システム_ID>.<Client> という形式で Windchill からレスポンスメッセージで送信される Destination 要素の値として使用されます。
* 
この値は、Windchill PDMLink が送信する値と同様に、大文字と小文字が区別されます。
SAP システムの場合、これの値は、一般的に 3 文字の文字列です。この変数は、TIBCO Adapter for ECC インスタンスにメッセージをパブリッシングするときに TIBCO Rendezvous の件名に使用されます。アダプタインスタンスおよび SAP にメッセージを正常にパブリッシングするには、Windchill PDMLink が ESIResponse メッセージに設定する ESI 配布ターゲットのシステム ID 値が、対応する TIBCO Adapter for ECC インスタンスで設定されている System 値セットに一致する必要があります。
クライアント
配布ターゲットのクライアント番号。
値は、配布ターゲットの 3 桁のクライアント番号です。この変数は、TIBCO Adapter for ECC インスタンスにメッセージをパブリッシングするときに TIBCO Rendezvous の件名に使用されます。アダプタインスタンスおよび SAP にメッセージを正常にパブリッシングするために、Windchill PDMLink によって設定された ESIResponse メッセージの ESI 配布ターゲットのクライアント値は、対応する TIBCO Adapter for ECC インスタンスで設定されているクライアント値に一致する必要があります。
CommitExpiry
SAP "Commit Required" BAPI のセッションタイムアウト (ミリ秒単位)。
360000
SystemNumber
配布ターゲットのシステム番号。
これは、2 桁の整数値です。
Username
配布ターゲットにログオンするために使用するユーザー名。
この値には任意の文字列を指定できます。デフォルトユーザー名は ESISYS です。
パスワード
配布ターゲットにログオンするために使用するパスワード。
値には任意の文字列を指定できます。
ロケール
配布ターゲットのロケール。アダプタが通信する件名を決定します。
* 
Locale の値は、Windchill ESI レスポンスで送信される JMS ヘッダプロパティ com_infoengine_locale で指定した値と一致する必要があります。
次に ISO 標準ロケール値を示します。Default is en_US
有効なロケールの値を以下に示します。言語 / 国 / ロケールエンコード値
英語 / 米国 / en_US
英語 / イギリス / en_GB
フランス語 / フランス / fr
ドイツ語 / ドイツ / de
イタリア語 / イタリア/ it
スペイン語 / スペイン / es
日本語 / 日本 / ja
中国語簡体字 / 中国 (中華人民共和国) / zh_CN
中国語繁体字 / 台湾 / zh_TW
韓国語 / 韓国 / ko
ポルトガル語 (ブラジル) / ブラジル / pt_BR
この変数は、TIBCO Adapter for ECC インスタンスにメッセージをパブリッシングするときに TIBCO Rendezvous の件名に使用されます。アダプタインスタンスおよび SAP にメッセージを正常にパブリッシングするために、Windchill PDMLink によって送信される ESIResponse メッセージの com_infoengine_locale JMS ヘッダプロパティ値は、対応する TIBCO Adapter for ECC インスタンスで設定されている ESIRLocale 値に一致する必要があります。
MaxConnections
クライアント接続の SAP 接続の数。このオプションはアダプタインスタンスの最大スレッド数を設定するために使用されます。
デフォルトでは 5 に設定されています。最大 99 接続まで許されています。
ReconnectionAttemptsNumber
影響を受けるサービスを停止するまでの再接続試行回数。言い換えれば、購読または一方向のリクエスト-レスポンス起動サービスのリスナーを停止するまでに、接続管理プロセスがアプリケーションへの接続を試みる回数です。
このフィールドのデフォルト値は 1 です。
MaxReconnectionAttempts
再接続試行の最大数。アダプタが SAP ECC システムへの接続確立を再試行する最大回数。
デフォルトでは 1 に設定されています。これは、グローバル変数 ReconnectionAttemptsNumber で指定された値以上にする必要があります。アダプタに永遠に再試行させるには、値を -1 に設定します。
ReconnectionAttemptsInterval
再接続試行の間隔 (ミリ秒単位)。2 つの連続する再試行のミリ秒単位での時間間隔。
デフォルト値は 30000 ms です。
LogFilesizeLimit
ログファイルの最大サイズ (バイト単位)。
デフォルトは 3000000 です。最大値 2147483647 バイトです。
LogFileCount
生成するアダプタログファイルの数、すなわちロールオーバーファイルの数。
デフォルトは 3 です。
JMSProviderURL
アダプタの JMS 転送によって EMS サーバーに接続する JMS プロバイダ URL。
デフォルトは tcp://<<EMSservername>>:7222 です。