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テストシステムと実運用システムの使用
Windchill 製品を本番環境に配置する前に、テスト (運用前) システムを使用して、Windchill 製品が期待どおりに機能していることを確認してください。テストシステムでは、システムを本番環境に移行する前に、必要なサイト修正を行うことができます。テストシステムと実運用システムでは、Windchill 製品のセットを同じにする必要があります。これにより、実運用システムのアクティビティに支障を来すことなく、潜在的な問題を調べることができます。
メンテナンスリリースをインストールすると、メインの Windchill ディレクトリ (Windchill ソリューションが存在するディレクトリ) と、場合によっては、ほかのディレクトリ (インストールした Windchill 製品に応じて異なる) の両方のディレクトリでコードが更新されます。メンテナンスリリースは、Windchill ソリューションを構成するすべてのシステムに必ずインストールしてください。
テストシステムを使用すると、PTC からの更新をサイトで修正されたファイルに組み込み、実運用システムで実行中の作業に支障を与えることなく、ユーザー独自のカスタマイズを使用してメンテナンスリリースを検証できます。サイトで修正されたファイルのコピーは、Windchill インストールディレクトリの下位にある安全領域のディレクトリ構造に保存しておいてください。次に、サービスパックのインストールタイプとして「既存のインストールを更新」オプションを選択して PTC ソリューションインストーラを実行することで、メンテナンスリリース用に変更されたファイルにアクセスし、サイトで修正されたファイルを適宜更新できます。サイトで修正されたファイルの更新後、テストシステム上で「完全」なインストールを実行して、サイト修正を組み込んだ更新後のシステムが、要件どおりに機能することを確認できます。
テストシステムにメンテナンスリリースをインストールし、問題がない場合は、サイトで修正された更新済みのファイルを実運用システムの安全な領域のディレクトリにコピーします。これで、実運用システムでもメンテナンスリリースのインストールプロセスを実行できます。テストシステムと実運用システムでのメンテナンスリリースのインストール作業は同じなので、効率的な作業が可能となります。