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HTTP ゲートウェイ
HTTP ゲートウェイは、サーブレットとして実行される Java アプリケーションです。これは、クライアントブラウザと Windchill サービス間の接続の開始点として機能します。HTTP ゲートウェイは (メソッドサーバーに組み込まれている) Embedded Servlet Engine 内に配置され、HTTP サーバー (Web サーバー) と Windchill メソッドサーバー間でリクエストおよびレスポンスをやり取りするためのパイプとして機能します。
HTTP ゲートウェイは特殊なメソッドを呼び出して、HTTP リクエストを処理します。Web サーバーで設定されたリクエストヘッダー (または CGI プロパティ) は、サブミットされたデータとともに Windchill メソッドサーバーに渡されます。起動されたメソッドは、サブミットされたデータを基にリクエストの内容を判断します。HTTP レスポンスを生成するために、該当するサブメソッドが指定されます。HTTP レスポンスは通常、適切なアプレットが埋め込まれた HTML ページの形式で生成されます。
HTTP ゲートウェイへのほとんどのリクエストは、すでに表示されている静的な HTML ページに埋め込まれたリンクの結果として HTML ブラウザウィンドウで発生するか、HTML ブラウザウィンドウにページをブートストラップする AppletContext.showDocument メソッドを使用している Java アプレットで行われます。
これは、2 つのシステムの Java クラスは直接通信できないので、連結したシステムをリンクするための基本的なメカニズムになります。標準 Web ブラウザ HTML ウィンドウで複数の Windchill システムのページを表示すると、クライアントブラウザがスター型ネットワークの中心になり、信頼できないアプレットに課せられた厳しいセキュリティの制約に違反していないシステムにリンクできます。HTTP ゲートウェイに対する適切な GET リクエストをエンコーディングし、Web ブラウザ HTML ウィンドウ内のフレームにこれらのリクエストの送信を任せることによって、リクエストはシステム間に転送されます。