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ユーザーによって開始されたレプリケーション
ユーザーによって開始されたレプリケーションを使用すると、レプリケーション規則では簡単にバインドできないオブジェクトを収集およびレプリケーションできます。ユーザーがレプリケーションを開始すると、レプリケーション処理はすぐに開始されます。レプリケーション操作は、「サーチ結果」テーブルの「操作」メニュー、またはオブジェクトの詳細ページにある「操作」メニューから実行できます。
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レプリケーション操作を表示し、その機能をアクティブにするには、ユーザーがレプリケーションマネージャグループのメンバーである必要があります。詳細については、レプリケーションマネージャグループへのメンバーの追加を参照してください。
レプリケーション操作を選択すると、「ユーザーによって開始されたレプリケーション」ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、レプリケーション対象のファイルサーバーサイトを特定し、CAD ドキュメントについて、すべての依存、必須の依存、または依存なしをレプリケーションするかどうかを選択する必要があります。
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どの依存をレプリケーションするかは、選択された CAD ドキュメントオブジェクトだけに適用されます。対象の各 CAD ドキュメントでは、"as-stored" コンフィギュレーション仕様があれば、それを依存に使用します。これが存在しない場合、最新のコンフィギュレーション仕様が使用されます。
ユーザーがレプリケーション操作を開始した後、以下のプロセスが発生します。
1. レプリケーションジョブがバックグラウンドで開始します。ジョブの結果 (成功、失敗、およびエラー) は、「イベント管理」ユーティリティでレポートされます。
2. レプリケーション済みオブジェクトの今後の作業版数をレプリケーションするため、予測レプリケーション規則およびスケジュールが作成されます。
3. レプリケーションジョブに含まれるすべてのオブジェクトは、サイトのデフォルトターゲットであるボルトにレプリケーションされます。
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すべてのサイトには、サイトのデフォルトターゲットとなるボルトが存在する必要があります。サイトのデフォルトターゲットとなるボルトがすでに存在する場合に、新しいボルトを選択すると、既存のものではなく、新しいボルトがサイトのデフォルトターゲットになります。