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プロパティ (照会ビルダー)
「プロパティ」タブでは、レポートテンプレートの詳細を定義し、特定のレポートの動作を設定します。
プロパティ名
説明
名前
レポートテンプレート (保存した照会) の名前。「レポートテンプレート」テーブルに表示されます。名前は最大 200 文字まで指定できます。また、レポートテンプレートが存在するコンテキスト内で、一意となるように指定する必要があります。
説明
レポートテンプレートの説明。「レポートテンプレート」テーブルに表示されます。
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レポートテンプレートで「結合モデルとして使用」チェックボックスがオンになっている場合、説明は必須です。
作成日
レポートテンプレートが最初に作成された日付。
修正者
レポートテンプレートを最後に修正したユーザー。
修正日
レポートテンプレートが最後に修正された日付。
レポートテンプレートの特定の動作も設定できます。
チェックボックス名
詳細
レポートとして公開
レポートテンプレートを Windchill のレポートオブジェクトとして公開します。レポートテンプレートをレポートとして公開すると、「レポートとして公開」フィールドが追加され、その後にレポートの名前が表示されます。
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このオプションは、「結合モデルとして使用」をオンにしている場合は使用できません。
「レポートとして公開」をオンにしてレポートテンプレートを保存した後は、この操作を元に戻せません。レポートは公開元のレポートテンプレートと同じ名前で、「レポート」ページに表示されます。レポート名は後で編集できます
日付フィールドに時間を追加
このレポートで、「レポートビルダー」の日付フィールドに時間を (日付と一緒に) 入力できるようになります。
アドバンスサーチで使用可能
「アドバンスサーチ」を実行するときに、このレポートテンプレートを追加の基準として選択できるようになります。
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このオプションは、「結合モデルとして使用」をオンにしている場合は使用できません。
結合モデルとして使用
新規レポートテンプレートにテーブルと結合を追加する際に、このレポートテンプレートを結合モデルとして使用できるようにします。
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「結合モデルとして使用」がオンの場合は、「説明」が必須です。
「レポートとして公開」または「アドバンスサーチで使用可能」がオンの場合、このオプションは使用できません。
大文字と小文字を区別しない
レポート出力で結果をフィルタする際に、このレポートテンプレートにユーザーが入力した基準の大文字と小文字が区別されません。「基準」タブまたは「レポートビルダー」「基準」枠で入力した文字列が、大文字と小文字を区別することなく、一致する結果のサーチに使用されます。たとえば、このプロパティをオンにした場合、値 wheel_axleWHEEL_AXLE、および Wheel_aXle は同じであると見なされます。
新しいレポートテンプレートでは、このプロパティは「レポート」 > 「照会ビルダー」 > 「「大文字と小文字を区別しない」オプションのデフォルト」プリファレンスの設定によって決まります。
アップグレードされた既存のレポートでは、このプロパティはデフォルトでオフ (false) になります。
読み込まれたかインポートされたレポートでは、このプロパティは読み込むかインポートしたファイルで指定されている値に設定されます。
個別
照会の結果から重複する行を取り除きます。
「個別」をオンにすると、「アクセス制御を使用しない」が自動的にオンになり無効化されます (オフにできません)。
グループ分け
共通の値に基づいてレポート結果をグループ分けします。このチェックボックスをオンにすると、同じ値を持つ行がグループにまとめられ、これらのグループの行に総計関数を実行する SQL 照会を指定できます。
「グループ分け」をオンにすると、「アクセス制御を使用しない」が自動的にオンになり無効化されます (オフにできません)。
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「グループ分け」操作は、データベースのテーブル列の値に直接実行されます。結果として、「グループ分け」をオンにした照会で派生属性を使用すると、予期しない結果となる場合があります。
派生属性は、対応するオブジェクトを取得した後に Windchill アプリケーションサーバーで計算されます。「グループ分け」がオンの場合、グループ分けはレポート結果に表示される属性値ではなく、データベースレベルでオブジェクトの一意の ID に対して実行されます。
派生属性を使用すると有効な結果が得られる場合もあります。グループ分けが派生属性の値ではなくオブジェクトに基づいている場合は、「グループ分け」をオンにして派生属性を使用すると有効で効果的です。たとえば、部品と関連ドキュメントを結合する照会では、部品オブジェクトによってグループ分けを行い、関連ドキュメントの数を計算する集計関数を使用する場合があります。このような照会では、部品オブジェクトに基づいてグループ分けが行われるため、「部品」テーブルから派生属性を含めると効果的です。
アクセス制御を使用しない
「アクセス制御を使用しない」がオンの場合、照会の出力に返される内容は制限されません。チェックボックスがオフの場合、照会の出力に返される情報は既存のアクセス制御の影響を受けます。このフィールドは照会の副問い合わせの部分を構築しているときは使用できません。
このフィールドへのアクセスは、wt.propertieswt.query.template.unrestrictedGroups プロパティにある、権限を持つグループのコンマ区切りリストによって制御されます。既成では、このプロパティの値には "管理者" グループのみが含まれます。
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このフィールドは必要な場合にのみ使用してください。アクセス制御が設定されていない場合、通常はアクセス制限されているデータにユーザーがアクセスする可能性があります。
レポートテンプレートの次のプロパティを表示および設定するには、「その他のプロパティ」セクションを展開します。
プロパティ名
説明
リソースバンドル
レポートテンプレートの列名をローカライズする際に使用する Java リソースバンドルを指定します。
場所
レポートのフォルダの場所を示すパスを表示します。フォルダの場所を変更する場合は、フォルダのパスを修正します。入力したフォルダパスが正しくない場合は、レポートテンプレートを保存するときにエラーが表示されます。レポートの「場所」の値が指定されていない場合は、レポートテンプレートを保存するときに、現在のコンテキストのデフォルトキャビネットが割り当てられます。現在のコンテキストは、「照会ビルダー」を起動したコンテキストです。
カスタム操作モデル
「レポートビルダー」に返されたレポートの結果で、標準操作モデルをカスタム操作モデルで置換できます。
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カスタム操作モデルは、レポートテンプレートで「主要タイプ」が設定されている場合のみ有効です。詳細については、レポートテンプレートでの主要タイプの設定を参照してください。
カスタム入力ページ
「レポートビルダー」の代わりに使用する HTML ページのコードベース相対パスを指定します。これはレポートの生成時に入力を求めるプロンプトで使用します。
カスタム入力ページが指定されている場合は、追加の出力フォーマットプロパティを使用できます。
「標準」 - 標準のレポートフォーマットをドロップダウンリストから選択します。選択できるのは、「HTML」「HTML (結合)」「HTML (並べ替え)」「HTML (並べ替えおよび結合)」「CSV (コンマ区切り変数)」「PDF」、または「XML」です。
「カスタム」 - XSL スタイルシートを 2 つまで指定して、照会結果に順番に適用します。
「生成前に確認」- レポートを生成する際にフォーマットを選択します。