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コレクションオプション
コレクションオプションは、パッケージ、テクニカルデータパッケージ、CDRL パッケージ、または SDRL パッケージの初期選択オブジェクトのセットに適用される一連の選択肢です。一連のコレクションオプションには、コレクション規則、コンフィギュレーション仕様、コレクションフィルタという 3 つの部分があります。各部分は、最初に選択したオブジェクトに適用されるときに相互作用して、最終的なコンテンツオブジェクトのセットを定義します。
コレクション規則
コレクション規則は、「初期選択オブジェクト」テーブルの各オブジェクトに関連するオブジェクトを収集する際に、どの関係を使用するかを定義します。これらのコレクション規則は次のグループに分類されます。
Dependency
関連ビジネスオブジェクト
関連変更管理オブジェクト
関連要件
関連 AML/AVL
依存では、使用する構造関連や構造を含める範囲が管理されます。依存はコレクションの中心となるものによってさまざまに異なります (CAD ドキュメント、部品、ドキュメント、なし)。初期選択オブジェクトをテーブルに追加するときに、中心が決定されます。最初に選択したオブジェクトに含まれるオブジェクトタイプに基づいて、デフォルトの中心が適用されます。複数のタイプのオブジェクトが初期選択オブジェクトに含まれている場合、中心を適用するデフォルトの順序は、CAD ドキュメント、部品、ドキュメントの順になります。中心は、依存の収集に使用される構造タイプを定義します。
CAD ドキュメントの中心 - 最初に選択したオブジェクトとして 1 つ以上の CAD ドキュメントが含まれている場合に適用されます。
部品構造の中心 - 最初に選択したオブジェクトとして 1 つ以上の部品が含まれているが、CAD ドキュメントは含まれていない場合に適用されます。
ドキュメント構造の中心 - 最初に選択したオブジェクトとしてドキュメントのみが含まれ、CAD ドキュメントも部品も含まれていない場合に適用されます。
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パッケージに適切なタイプのオブジェクトが 1 つ以上含まれている場合は、「依存処理タイプ」ドロップダウンリストを使用して、デフォルトの中心を変更できます。このドロップダウンリストは、サイト管理者がサイトレベルで「表示」 > 「コンフィギュレーション仕様」 > 「依存処理タイプを有効化」プリファレンスを「はい」に設定している場合のみ使用できます。
コンフィギュレーション仕様が適用されるのは、依存関係のみです。
初期選択オブジェクトまたは収集された依存オブジェクトそれぞれについて、コレクション規則に基づいて関連オブジェクトが収集されます。続いて、これらのオブジェクトを使用して、ほかの関連するビジネスオブジェクトや変更管理オブジェクトが収集されます。ただし、依存コレクション規則に基づくオブジェクトの収集には使用されません。詳細については、コレクターについてを参照してください。
コンフィギュレーション仕様
コンフィギュレーション仕様は、依存のナビゲーションとは排他的に使用され、パッケージに含めるオブジェクトのバージョン 1 つだけ決定します。また、コンフィギュレーション仕様を初期選択オブジェクトに適用するかどうかや、コンフィギュレーション仕様で指定された条件を満たすバージョンが見つからないときに、最新バージョンを使用するかどうかも制御できます。詳細については、コンフィギュレーション仕様についてを参照してください。
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コンフィギュレーション仕様を最上位レベルのオブジェクトに適用すると、最初に選択したすべてのオブジェクトに同じコンフィギュレーション仕様が適用されます。同じオブジェクトの複数のバージョンが初期選択オブジェクトとして追加されている場合は、「初期選択されたオブジェクトに適用」オプションを選択しなければ、初期選択バージョンそれぞれにコレクションオプションが適用されます。「初期選択されたオブジェクトに適用」オプションを選択すると、コンフィギュレーション仕様で識別される初期選択バージョンのみに、コレクションオプションが適用されます。
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「コンフィギュレーション仕様」フィルタタブにある「初期選択されたオブジェクトに適用」チェックボックスと「未解決の依存には最新を適用」チェックボックスをオンにしてください。
コレクションフィルタ
コレクションプロセスでは、フィルタの適用が非常に重要です。フィルタはすべての収集オブジェクト (初期選択オブジェクトを除く) に適用されます。フィルタを使用して、コレクションセットからオブジェクトを除外します。フィルタに一致したオブジェクトは、以降の処理から除外されます。パッケージには、次の一連のフィルタを使用できます。
フィルタ
説明
コンテキストフィルタ
配置されているコンテキストに基づいて、収集オブジェクトを制限します。デフォルトでは、すべてのコンテキストのオブジェクトが含まれています。コンテキストを管理するには、次の 3 つのオプションがあります。
「すべてを含む」: 使用可能なすべてのコンテキストを含みます。
「選択のみを含む」: 「検索」ボタンをクリックして「コンテキストを検索」ウィンドウを開きます。このウィンドウでは、コレクションに含めるコンテキストのみを検索して選択します。「OK」をクリックすると、選択したコンテキストがテーブルに表示されます。コンテンツにはこれらのコンテキストのみが含まれます。
「選択のみを除外」: 「検索」ボタンをクリックして「コンテキストを検索」ウィンドウを開きます。このウィンドウでは、コレクションから除外するコンテキストのみを検索して選択します。「OK」をクリックすると、選択したコンテキストがテーブルに表示されます。コンテンツからこれらのコンテキストのみが除外されます。
タイプフィルタ
オブジェクトタイプに基づいて、収集オブジェクトを制限します。オブジェクトタイプを管理するには、次の 3 つのオプションがあります。
「すべてを含む」: 使用可能なすべてのオブジェクトタイプを含みます。
「選択のみを含む」: 「検索」ボタンをクリックして「タイプを検索」ウィンドウを開きます。このウィンドウでは、コレクションに含めるオブジェクトタイプのみを選択します。「OK」をクリックすると、選択したオブジェクトタイプがテーブルに表示されます。コンテンツにはこれらのオブジェクトタイプのみが含まれます。
「選択のみを除外」: 「検索」ボタンをクリックして「タイプを検索」ウィンドウを開きます。このウィンドウでは、コレクションから除外するオブジェクトタイプのみを選択します。「OK」をクリックすると、選択したオブジェクトタイプがテーブルに表示されます。コンテンツからこれらのオブジェクトタイプのみが除外されます。
組織 ID フィルタ
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表示されるオーナー組織とそのフォーマットは、システム設定で決定されます。オーナー組織を表示するように設定していない場合、このフィルタは表示されません。
そのオブジェクトを所有する組織に基づいて、収集オブジェクトを制限します。組織識別子を管理するには、次の 3 つのオプションがあります。
「すべてを含む」: 使用可能な組織識別子をすべて含みます。
「選択のみを含む」: 「検索」ボタンをクリックして、コレクションに含む組織識別子を検索します。コンテンツには、選択した組織によって所有されているオブジェクトのみが含まれます。
「選択のみを除外」: 「検索」ボタンをクリックして、コンテンツから除外する組織識別子を検索します。
セキュリティラベルフィルタ
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サイトの設定により、セキュリティラベルが表示されない場合もあります。セキュリティラベルが表示されない場合、このフィルタは表示されません。
各オブジェクトに適用されたセキュリティラベルの値に基づいて、収集オブジェクトを制限します。適用されたセキュリティラベルに関係なくすべてのオブジェクトを含むには、「すべてを含む」を選択します。コレクションに含むセキュリティラベルの値を指定するには、「選択のみを含む」を選択します。カスタムセキュリティラベルについては、「すべての値」を選択してカスタムセキュリティラベルが適用された値を持つオブジェクトを含めるか、「値なし」を選択してカスタムセキュリティラベルが適用された値を持つオブジェクトを除去することができます。
ブラックボックスフィルタ
部品構造内のオブジェクトに対する関連に基づいて、収集オブジェクトを制限します。たとえば、部品 A に 2 つの子部品 (部品 B と部品 C) が存在し、部品 A をブラックボックス部品に設定した場合、部品 A のみが収集され、子部品は収集されません。パッケージ受信者は部品 B と部品 C に関する情報を受信しません。コレクション規則によって関連オブジェクトを含むように定義されている場合、部品 A に関連するすべてのオブジェクト (関連ドキュメントや変更管理オブジェクトなど) が含まれます。「検索」ボタンを使用して、ブラックボックス部品として追加する部品を検索します。
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このフィルタは、部品構造のコンフィギュレーション仕様を使用している場合のみ使用できます。「フィルタを編集」ウィンドウの「コンフィギュレーション仕様」タブを使用して、「依存処理タイプ」「部品構造」に指定します。詳細については、コンフィギュレーション仕様についてを参照してください。
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このプロセス中はいつでも、「除去」ボタンを使用して、追加したコンテキスト、オブジェクトタイプ、組織識別子、またはブラックボックスのフィルタを除去できます。
オプションの指定
次のプロセスを使用して、コレクション規則にアクセスします。
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サイトの設定によっては、「パッケージコンテンツ」テーブルからも「フィルタを編集」アイコン が使用できます。「パッケージに追加」ウィンドウからではなく、テーブルからフィルタを選択すると、コレクションは再表示されません。詳細については、パッケージフィルタの編集を参照してください。
1. 「初期選択オブジェクト」テーブルの上にある「設定」リンクをクリックします。「コレクション規則を設定」ウィンドウが表示されます。
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コレクションオプションを設定するには、テーブル内に少なくとも 1 つの部品、ドキュメント、または CAD ドキュメントオブジェクトが存在している必要があります。
2. 表示された各セクションで、依存、関連ビジネスオブジェクト、または関連変更管理オブジェクトを選択します。詳細については、基本モードでの収集を参照してください。
3. 「フィルタを編集」アイコン をクリックします。
「コレクションオプション」ウィンドウが表示されます。
a. 「コンフィギュレーション仕様」タブで、コンフィギュレーション仕様を選択します。
b. 適切なフィルタを選択します。各フィルタの説明については、上の表を参照してください。
c. 「OK」をクリックして変更内容を保存し、ウィンドウを閉じます。
4. 「OK」をクリックしてコレクションオプションの変更を確定し、ウィンドウを閉じます。
コレクションの定義については、オブジェクトをパッケージに収集する際の最良事例を参照してください。