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Windchill Customer Experience Management: 部品インスタンスおよびドキュメントの機能強化
製品: Windchill Customer Experience ManagementWindchill Quality Solutions
リリース: 11.0 F000
利点
ユーザーが部品インスタンスおよびドキュメントを製品に関連付けることができるように機能が強化されました。
その他の詳細
これまでは、「オブジェクトを検索」ウィンドウでオブジェクトを選択して「関連製品」テーブルに追加する際、製品には部品のみを関連付けることができました。現在では、部品以外のタイプのオブジェクトも選択できます。既成では、部品、ドキュメント、および部品インスタンスを選択できます。
「オブジェクトを検索」ウィンドウで、1 つ以上のオブジェクトをサーチして選択できます。デフォルトでは、該当するすべてのオブジェクトタイプがサーチされます。サーチ対象を特定のオブジェクトタイプに制限するには、「追加/更新」をクリックし、オブジェクトタイプを選択し、「OK」をクリックします。
製品の部品番号はわかっているがシリアル番号がわからない場合、部品番号を使用してサーチできます。後からわかった場合にシリアル番号を手動で入力することも、シリアル番号なしでワークフローを進めることもできます。
部品番号とシリアル番号がわかっている場合、いずれかの番号でサーチできます。
部品番号とシリアル番号のどちらかがわからない場合、「レポートされた製品として追加」アイコン を使用して、わかっている情報を「関連製品」テーブルに記録します。
「オブジェクトを検索」ウィンドウに表示されるオブジェクトのタイプを制御するには、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで「報告対象」タイプの「関連制約」タブでの選択を編集します。デフォルトのオブジェクトタイプは部品、部品インスタンス、およびオブジェクトです。
詳細については、関連制約の編集を参照してください。
オブジェクトタイプを選択すると、「関連製品」テーブル内の一部のフィールドが自動的に入力されます。これにより、この情報を手動で入力する必要がなくなります。
オブジェクトが部品インスタンスの場合、「シリアル/ロット番号」フィールドが自動的に入力されます。
オブジェクトが一意のデバイス識別子に関連付けられている場合、「一意の識別子 (UDI)」フィールドが自動的に入力されます。
「関連製品」テーブルに部品または部品インスタンスを追加した後で、故障コードを割り当てることができます。部品インスタンスに故障コードが追加されている場合でも、その故障コードは部品インスタンスではなく部品に対してレポートされます。ドキュメントなどのその他のオブジェクトに故障コードを入力することはできません。
詳細については、故障コードを参照してください。
独自の部品インスタンスを作成する必要があります。すべての製品または選択した特定の製品に部品インスタンスを作成できます。
部品インスタンスを作成してカスタマーエクスペリエンスに関連付ける方法については、新規部品インスタンスの作成を参照してください。
部品を作成している場合、これを最終品目として作成し、デフォルトの追跡区分を「シリアル番号」「ロット」、または「ロット/シリアル番号」に設定します。
部品インスタンスを作成している場合、「シリアル番号」「ロット」、または「ロット/シリアル番号」を入力して、簡易検索と「オブジェクトを検索」ウィンドウで部品インスタンスをサーチ可能にします。
「関連製品」テーブル上の属性を設定するには、<Windchill>\codebase\com\ptc\qualitymanagement\cem\xconfs にあるファイル CEM.ProductDetailAttributePopulator.properties.xconf を使用して CEProductDetail オブジェクトを更新します。
このファイル内の name プロパティの値には、タイプ、ピリオド文字、および From タイプに存在する属性の内部名が連結されて含まれています。
default プロパティの値には、CEProductDetail タイプに存在する属性の内部名が含まれています。
Changeable2 タイプと属性の組み合わせは、プロパティ名の値で定義できます。
CEProductDetail の属性はすべて、プロパティのデフォルト値で定義できます。
すべての属性が From タイプと CEProductDetail タイプの両方でサポートされています。
たとえば、部品インスタンスからの uniqueIdentifierNumberCEProductDetail タイプに存在する uniqueIdentifierNumber 属性にマッピングするための既成のエントリは次のとおりです。
<Property name=”wtpart.WTProductInstance2.uniqueIdentifierNumber” default=”uniqueIdentifierNumber”/>
「組織」属性を「製品の詳細」ウィンドウに追加するには、次の操作を行います。
1. 計算属性を「製品の詳細」(CEProductDetail) タイプに作成します。データ型は文字列でなければなりません。
詳細については、新規属性の作成を参照してください。
2. 組織を表示するレイアウトに計算属性を追加します。
詳細については、属性レイアウトの編集を参照してください。
3. レイアウトで新規属性を右クリックして「グループ属性プロパティを編集」を選択します。「データユーティリティ ID」フィールドに、「productDetailOrganizationDataUtility」と入力します。
4. レイアウトに対する変更を保存します。計算属性を追加したウィンドウに組織が表示されます。