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Info*Engine タスクと JSP における認証のマッピング
Info*Engine には、ユーザーのアイデンティティを特定のユーザー名とパスワードにマッピングする機能が備わっています。その際に、ユーザー名とパスワードはアダプタによってバックエンドシステムに、あるいはメッセージングソフトウェアまたは Info*Engine Web Event Service によって Message-Oriented Middleware (MOM) に渡されます。このメカニズムは、アダプタ Webject、または MOM にアクセスする Webject が実行される際にユーザー名とパスワードの情報が明示的に Webject に示されないときに有効になります。
適切な資格証明マッピングメカニズムによって、Info*Engine は、サイト定義の認証マッピングタスクまたは認証ファイルのセットを介して、認証パラメータをこれらの Webject に動的に追加できます。
以下の規則が認証マッピングに適用されます。
タスクまたは JSP の作成者が Webject の DBUSER および PASSWD パラメータを明示的に指定すると、これらのパラメータは、利用可能となる可能性のあるほかのすべての認証情報より優先されます。
DBUSER および PASSWD パラメータが明示的に指定されていない場合、Info*Engine はこれらのパラメータの値を資格証明マッピング情報から指定します。
どの認証マッピング情報も使用可能でない場合、または認証マッピングが、Webject のルーティング先のアダプタまたは MOM に対して有効な DBUSER 値および PASSWD 値を提供しない場合、Info*Engine は DBUSER 値または PASSWD 値を送信しません。この場合、アダプタはコンフィギュレーションプロパティからデフォルト値を取得します。Info*Engine メッセージングソフトウェアまたは Web Event Service は、コンフィギュレーションプロパティからデフォルト値を取得します。デフォルト値が設定されていない場合、Info*Engine は匿名アクセスを試行します。
アダプタの資格証明マッピングは、以下のプロセスを使用します。
Windchill は、資格証明マッピングタスクを含めるように事前設定されています。このタスクは、Windchill アダプタによって /wt/federation/MapCredentials.xml に設定される wt.federation.task.mapCredentials プロパティの値を使用して設定されます。このタスクのコンテンツは、動的に生成されます。まず、以下のファイルが生成されます。
<Windchill>/tasks/wt/federation/MapCredentials.xml.template
ここでは、site.xconf 内のプロパティ値が使用されます。この資格証明マッピングタスクでは、現在のユーザーが管理者であるか一般ユーザーであるかに基づいてアダプタに資格証明を提供できます。マッピングされた資格証明を修正するには、site.xconf でプロパティを設定できます。詳細については、MapCredentials.xml.template のコンテンツを参照してください。Windchill のユーザーおよびグループ情報への LDAP アクセスは、この資格証明マッピングタスクによって決定されます。
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このタスクをカスタマイズする必要がある場合は、MapCredentials.xml.template ファイルを修正します。また、パッチまたはメンテナンスリリースをインストールすると、カスタマイズした内容が上書きされることがあるため、バックアップコピーを作成することをお勧めします。
Info*Engine は、JSP ページまたはアダプタにアクセスするタスクを分析して実行するときに呼び出され、資格証明マッピングタスクが定義されているかどうかをチェックします。定義されていることが判明すると、初めに渡されていた JSP ページまたはタスクの実行前に指定されたタスクを実行します。資格証明マッピングタスクによって生成された出力グループは、"Auth-Map" という名前のコンテキストグループとして保存されます。
Info*Engine は、アダプタにルーティングする必要のある Webject を検出すると、その Webject をチェックして、DBUSER および PASSWD パラメータが明確に指定されているかどうかを確認します。パラメータが指定されていない場合は、Webject INSTANCE パラメータの値をキーとして使用し、Auth-Map コンテキストグループ内の DBUSER および PASSWD 値を検索します。値が見つかったら、タスクの著作者によって値を明確に指定したように Webject に追加します。それ以外の場合は、変更されていないアダプタに Webject がルーティングされます。
詳細については、資格証明マッピングを参照してください。認証マッピングプロパティについては、Info*Engine プロパティ管理ユーティリティを介してアクセスできる Info*Engine プロパティヘルプを参照してください。