拡張データのパブリッシング
拡張データは、Windchill のバージョン化されている処理可能なオブジェクトであり、ERP システムにパブリッシングされる必要のあるデータを格納するために使用されます。拡張データは、ERP コネクタを使用することにより、ESI レスンポンスで配布ターゲットにパブリッシングできます。
エンタープライズデータをパブリッシングするには、「エンタープライズデータ情報をパブリッシング」プリファレンスを有効にします (「はい」に設定)。
プラントデータをパブリッシングするには、「プラントデータ情報をパブリッシング」プリファレンスを「はい」に設定します。このプリファレンスを「はい」に設定すると、部門データもパブリッシングされます。このプリファレンスを設定するには、「ESI」 > 「設定」 > 「部品」に移動します。
拡張データの詳細については、拡張データのトピックを参照してください。
親 BOM の配布ターゲットに基づくパブリッシングの制限
「親 BOM 配布ターゲットに基づいてパブリッシングを制限」プリファレンスは、BOM の子コンポーネントが Windchill ESI を通じてどのようにパブリッシングされるかを制御します。「真」に設定すると、子部品は親 BOM に割り当てられている配布ターゲットにのみパブリッシングされます。これによって、一貫性を維持し、子コンポーネントが無関係な配布ターゲットに送信されるのを防ぐことができ、下流システムでのデータ整合性が確保されます。
次の例では、「親 BOM 配布ターゲットに基づいてパブリッシングを制限」プリファレンスが Windchill ESI でのパブリッシング動作に与える影響を示しています。
例:
設定
操作
結果
コンポーネントおよび割り当てられた配布ターゲット:
Parent_Part_B → DT_ERP_SAP(Detroit)
Child_Part_2 → DT_ERP_SAP(Seattle)、DT_MES_Proprietary1、および DT_MES_Proprietary2
「親 BOM 配布ターゲットに基づいてパブリッシングを制限」プリファレンスを「真」に設定。
Windchill ESI を使用して Parent_Part_B をパブリッシングします。
Parent_Part_B は、その BOM 構造とともに DT_ERP_SAP(Detroit) にパブリッシングされます。
Child_Part_2 は、自身に個別に割り当てられている配布ターゲットにはパブリッシングされません。
配布ターゲットファインダーが com.ptc.windchill.esi.tgt.ESIRootInheritTargetFinder に設定されている場合、Child_Part_2 は親の配布ターゲットを継承し、DT_ERP_SAP(Detroit) にパブリッシングされます。
デフォルトでは、「親 BOM 配布ターゲットに基づいてパブリッシングを制限」プリファレンスは「偽」に設定されています。これは、各子コンポーネントに個別に割り当てられたすべての配布ターゲットに対して当該子コンポーネントがパブリッシングされることを意味します。これは、親 BOM と同じクライアントおよびシステム ID (SAP の場合) または DSN (Oracle の場合) を子コンポーネントが共有しているかぎり、親 BOM に割り当てられている配布ターゲットに関係なく適用されます。
このプリファレンスを設定するには、「ユーティリティ」 > 「プリファレンス管理」 > 「ESI」 > 「設定」 > 「BOM」に移動します。「親 BOM 配布ターゲットに基づいてパブリッシングを制限」プリファレンスを見つけ、パブリッシングの要件に基づいて「真」または「偽」のいずれかに設定します。
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部品または関連するエンタープライズデータからバージョン情報をパブリッシングするには、esi.properties ファイル内のプロパティ com.ptc.windchill.esi.useVersionInfofromPartOrED を希望に応じて設定します。このプロパティの有効な値は PART または COMMON_ENTERPRISE_DATA です。たとえば、部品からバージョン情報をパブリッシングするには、このプロパティを <Property default="PART" name="com.ptc.windchill.esi.useVersionInfofromPartOrED"/> に設定します。
デフォルトの動作では、エンタープライズデータからバージョン情報がパブリッシングされます。
「配布ターゲット」属性 (ESI 応答では DestinationTargetID) では、部品を作成または変更する配布ターゲットを識別します。
「部品の日付エフェクティビティ」は、YYYY-MM-DD HH:MM:SS というフォーマットで Windchill PDMLinkから渡されます。
オブジェクト中心のモードで部品をパブリッシングする場合、配布ターゲットの「部品のパブリッシング時に、関連ドキュメントをパブリッシング」属性の設定が「はい」のときは、部品に関連付けられたドキュメントも同様にパブリッシングされます。
変更通知またはプロモーションリクエストの拡張データのパブリッシングでは、共通エンタープライズデータ、プラント特有のエンタープライズデータ、および関連部品が含まれている場合は、その変更通知またはプロモーションリクエストで参照されている部品の特定のバージョンのみがパブリッシングされます。バージョンが異なるその他の関連部品はパブリッシングされません。
部門データ
部門データの属性は、プラントデータに関連付けられているすべての関連する部門データオブジェクトから、部品属性またはリソース属性とともに、ESI 応答でパブリッシングされます。
詳細については、部門データの概要のトピックを参照してください。
拡張データビューに基づく部品のパブリッシング
パブリッシングリクエストに拡張データ (プラントデータ) のみが含まれている場合、Windchill ESI は拡張データオブジェクトからビューを決定し、設定された「ビューと配布ターゲットのマッピング」プリファレンスを使用して、そのビューにマッピングされている配布ターゲットのみにパブリッシングを制限します。複数のビューにプラントデータが含まれる部品の場合、そのトランザクションの対象となるのは、開始元の拡張データビューにマッピングされている配布ターゲットのみです。これは、プロモーションリクエストフローと設計変更通知フローに適用されます。
決定ビューに対して有効でない配布ターゲットへのデータのパブリッシングは、マッピングプリファレンスに従って防止されます。
リクエストに拡張データが含まれているかどうかにかかわらず、部品のパブリッシングは標準動作に従います。部品は、ビューマッピングに関係なく、コンフィギュレーションまたはコンテキストを通じて当該部品に関連付けられているすべての配布ターゲットに送信されます。つまり、この場合、プラントビューに基づくフィルタリングは一切適用されません。
次の例について考えてみます。この例では、リクエストに拡張データ (プラントデータ) を含めて、関連付けられたビューによってターゲットが決定されるようにすることで、部品のプラント固有情報をパブリッシングします。
例:
設定
操作
結果
部品: Part123 (設計ビュー)
プラントデータ (拡張データ)
プラントデータ (Plant1)
プラントデータ (Plant2)
配布ターゲット: DT1、DT2
ビューと配布ターゲットのマッピング (プリファレンス):
Plant1 → DT1
Plant2 → DT2
これらのマッピングによって、特定のプラントビューに対して有効な配布ターゲットが制御されます。
リクエストに拡張データ (プラントデータ) を含めて、関連付けられたビューによってターゲットが決定されるようにすることで、部品のプラント固有情報をパブリッシングします。
ESI は Plant1 からの拡張データを使用して関連ビューを決定し、その配布ターゲットマッピングをチェックします。DT1 は Plant1 にマッピングされているため、トランザクションは DT1 にのみパブリッシングされます。
部品には Plant2 のデータが含まれていますが、DT2 は選択されたビューにマッピングされていないため、パブリッシングされません。
拡張データと部門データのリリースアクティビティの作成
ESI パブリッシング時において、拡張データと部門データのリリースアクティビティの作成は、その関連部品と同じ動作に従います。この動作は、部品の releaseActivityNeeded プロパティによって管理されます。このプロパティの設定と動作は次のとおりです。
False - 部品、拡張データ、または部門データに対してリリースアクティビティは作成されません。
True - 部品とすべての関連オブジェクトに対してリリースアクティビティが作成されます。
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