ユースケース 3: 特定の関連付けと属性を継承する生成されたプロセス計画の作成
このユースケースでは、規則ファイルを使用して、バリエーション mBOM およびジェネリックプロセス計画構造に存在する関連付けと属性の一部をフィルタによって除外することで、生成されたプロセス計画を作成する方法について説明します。
既存のジェネリック mBOM、バリエーション mBOM、およびジェネリックプロセス計画の構造
以下のジェネリック mBOM およびバリエーション mBOM の構造が BOM トランスフォーマに存在し、ジェネリックプロセス計画が PPB に存在するとします。
Generic mBOM は、このコンフィギュレーション可能モジュールの親部品です。
Child 1Child 2Generic mBOM に割り当てられています。
Variant mBOM 1Variant mBOM 2 は、コンフィギュレーション可能モジュールから派生したバリエーションであり、その割当はそれぞれ Child 1Child 2 です。
Variant mBOM は、これらのバリエーションの親部品です。
Generic Process Plan は、コンフィギュレーション可能モジュールに関連付けられているプロセス計画です。
Child 1 は、タイプが com.ptc.windchill.mpml.MPMDocumentDescribeLinkDescribe Document に関連付けられている Operation 1 に割り当てられています。
Child 2 は、タイプが com.ptc.windchill.mpml.MPMDocumentReferenceLinkReference Document に関連付けられている Operation 2 に割り当てられています。
Setup CostSetup Time は、Operation 3 に割り当てられている属性です。
規則ファイルの作成
{
"copyOverRules": [
{
"sourceType": "com.ptc.QualityOperation",
"targetType": "com.ptc.QualityOperation",

"excludedAttributes": "SetupTime",

"includedAssociations": [
"com.ptc.windchill.mpml.MPMDocumentDescribeLink"
]
}
]
}
excludedAttributes 定義は、Setup Time が生成されたプロセス計画に継承されないように指定します。
includedAssociations 定義は、Describe Document のみが生成されたプロセス計画に継承されるように指定します。
ジェネリックプロセス計画への規則ファイルの関連付け
1. Windchill/codebase/com/ptc/core/foundation/associativity にある associativity.properties.xconf ファイルにアクセスします。
2. 次のプロパティで指定されているように、規則ファイルのドキュメントタイプを指定します。
<Property name="com.ptc.windchill.associativity.gdsRuleDocumentType"default="wt.doc.WTDocument" />
3. PPB で Generic Process Plan を開き、「ドキュメンテーション」タブの 「新規を挿入」をクリックします。
4. 「新規ドキュメント」で、「タイプ」リストから「ドキュメント」を選択し、「ブラウズ」をクリックして、作成した規則ファイルを選択します。
所定の構造と規則ファイルを使用した生成されたプロセス計画の作成
1. PPB で、Generic Process Plan に対して、「関連オブジェクトを開く」操作を使用してツリーピッカーで Variant mBOM を開きます。
2. Variant mBOM を選択し、Generic Process Plan を右クリックして、「プロセス計画を生成」を選択します。
3. 「OK」をクリックします。
生成されたプロセス計画
生成されたプロセス計画は規則ファイルに基づいて作成されます。Generated Process Plan 1 が PPB の「生成されたプロセス計画」タブに表示されます。
Describe DocumentVariant Operation 1 に関連付けられています。
Setup Cost のみが Variant Operation 3 に割り当てられています。
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