その他の機能 > 製造プロセス管理 > プロセス計画と標準手順の操作 > 生成されたプロセス計画 > ユースケース: ルーティング計画に関連する矛盾の解決
ユースケース: ルーティング計画に関連する矛盾の解決
「プロセス計画を同期化」操作を使用して、生成されたプロセス計画をジェネリックプロセス計画の最新の更新と同期化できます。この操作は、ジェネリックプロセス計画の最新バージョンを、生成されたプロセス計画の最新バージョンと比較し、関連付け、部品割当、オペレーション、シーケンス、ルーティング計画、および属性に関連する矛盾を検出します。その後、生成されたプロセス計画を最新の変更で更新することによって矛盾が解決されます。ルーティング計画の場合、オペレーションのローカライズ、リソース、時間、ルーティング計画属性、再ローカライズ、およびオペレーションの再シーケンスに関連する矛盾を解決できます。
このユースケースでは、ルーティング計画に関連する矛盾の解決方法について説明します。
このユースケースは以下の部分で構成されています。
手順 1 から 2 - 使用する構造とプリファレンス値について説明します。
手順 3 から 7 - プロセス計画を生成するプロセスについて説明します。
手順 8 から 16 - プロセス計画を同期化するプロセスについて説明します。
1. 構造とプリファレンスの詳細
BOM トランスフォーマに以下の構造が存在するとします。
ルーティング計画 Scenario_1 は、ジェネリックプロセス計画 Process_Plan_1 とアセンブリ BOM_1 に関連付けられています。また、プラント Plant_1 にも関連付けられています。
2. 「バリエーションプロセス計画の生成方法」プリファレンスの値を「各ルーティング計画」に設定します。
3. プロセス計画の生成
プロセス計画ブラウザで、プロセス計画を生成するジェネリックプロセス計画 Process_Plan_1 を開きます。
4. 「関連オブジェクトを開く」操作を使用して、ツリーピッカーで関連する BOM BOM_1 を開きます。
5. BOM_1 を選択し、ジェネリックプロセス計画 Process_Plan_1 を右クリックして、「プロセス計画を生成」を選択します。
6. 「OK」をクリックして操作を続行します。
7. プロセス計画 Generated_Process_Plan_1 が生成されます。ルーティング計画 Scenario_1 の複製バージョンである Scenario_1' は、新しく生成されたプロセス計画 Generated_Process_Plan_1 とプラント Plant_1 に関連付けられます。
* 
オペレーション、シーケンス、属性、割当、ドキュメント、リソース、作業指示、標準管理特性、プラント、ルーティング計画、オプションセットなど、ジェネリックプロセス計画に関連付けられているすべての有効なオブジェクトが、新しいプロセス計画にも関連付けられます。生成されたプロセス計画の情報ページにアクセスして、関連オブジェクトの詳細を表示できます。
「プロセス計画を生成」操作を使用した後で、関連付けられているルーティング計画の属性の値と時間の値を変更したとします。
8. 関連付けられているエンティティでの変更
ルーティング計画 Scenario_1 を開きます。
9. ルーティング計画 Scenario_1 の属性の値と時間の値を変更します。また、ルーティング計画 Scenario_1 で、2 つの新しいローカライズされたオペレーションを追加し、既存のローカライズされたオペレーションを除去します。
詳細については、「ローカライズされたオペレーション」の操作を参照してください。
* 
ルーティング計画の場合、オペレーションのローカライズ、リソース、時間、ルーティング計画属性、再ローカライズ、およびオペレーションの再シーケンスに関連する矛盾を解決できます。
10. 変更の同期化
プロセス計画ブラウザで、「生成されたプロセス計画」タブをクリックします。
11. ルーティング計画 Scenario_1 が関連付けられている生成されたプロセス計画を選択します。つまり、Generated_Process_Plan_1 です。
12. 「生成されたプロセス計画」テーブルで、 「ステータスインジケータを更新」をクリックします。ステータス が表示されます。ステータス は、生成されたプロセス計画のローカライズされた情報とジェネリックプロセス計画のローカライズされた情報の間の矛盾を示します。構造を同期化することで矛盾を解決できます。
13. 「生成されたプロセス計画」テーブルで、 「プロセス計画を同期化」をクリックして、生成されたプロセス計画をジェネリックプロセス計画と同期化します。詳細については、ジェネリックプロセス計画と生成されたプロセス計画の同期化を参照してください。
14. 「OK」をクリックして続行します。
15. 「生成されたプロセス計画の更新」ダイアログボックスが開き、「矛盾レポート」「同期化サマリー」の 2 つのテーブルが表示されます。「矛盾レポート」テーブルには、選択したプロセス計画の解決された矛盾が表示されます。矛盾は、生成された各プロセス計画のヘッダーの下にグループ化されます。
「同期化サマリー」テーブルには、同期化プロセスを示す情報、エラー、または警告メッセージが表示されます。
16. 必要に応じて、「キャンセル」をクリックして、「生成されたプロセス計画の更新」ダイアログボックスを閉じます。
* 
規則ファイルを使用して、複製されたルーティング計画 Scenario_1' の特定の変更を同期化できます。たとえば、4 つの属性を変更し、2 つの属性だけを同期化する場合、適切な条件を規則ファイルで指定できます。詳細については、生成されたプロセス計画の規則ファイルを参照してください。
これは役に立ちましたか?