リッチコンテンツについて

リッチコンテンツでは、リッチテキストエディタを使用してテキストをフォーマットできるので、ロングテキストのフィールドが見やすくなります。フォントや見出しのスタイルを設定したり、コンテンツにハイパーリンク、リスト、テーブルを追加したりできます。

デフォルトでは、以下のテーブルの新規フィールドにリッチテキストエディタが表示されます。

機能分野	フィールド
プロモーションリクエスト	説明
問題レポート	説明
一時許可	説明理由
変更リクエスト	説明提案されたソリューション
変更通知	説明
変更タスク	説明
変更レビュー	説明

新しいリッチテキストフィールドを使用しない場合、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを使用して属性レイアウトを編集することによって、元のフィールドに戻すことができます。詳細については、属性レイアウトの編集を参照してください。

テキストのフォーマットと編集

リッチテキストツールバーでは、Arial、Comic Sans MS、Courier New、Tahoma、Times New Roman、Verdana など、さまざまなテキストフォントが提供されています。太字、斜体、取り消し線、下線、上付き文字、下付き文字、フォントサイズ、フォントの色、背景の色、スタイルフォーマット、水平線など、さまざまなオプションを使用して、テキストのスタイルを設定できます。

お使いのシステムで使用できないフォントを選択した場合、プレーンテキストとして表示されます。

エディタウィンドウでツールバーボタンを使用してテキストに対して任意の操作を実行します。HTML マークアップタグは使用しないでください。これらはテキストとしてレンダーされます。

テキストの貼り付け

リッチテキストを貼り付けるには以下の 3 つのオプションがあります。

• 「Paste」: フォーマットを維持しながらテキストを貼り付けます。キーボードショートカット: Ctrl + V キーを押します。

• 「Paste as plain text」: フォーマットを維持しないでテキストを貼り付けます。キーボードショートカット: Ctrl + Shift + V キーを押します。

• 「Paste from Word」: Microsoft Word からテキストを貼り付ける場合に基本のフォーマットを維持します。キーボードショートカット: Ctrl + V キーを押します。

リストの挿入

番号付きリストや箇条書きリストをリッチテキストフィールドに挿入できます。このリストには 1 つまたは複数のレベルを含めることができます。

リストを右クリックして別の番号スタイルまたは箇条書きスタイルを選択できます。

ハイパーリンクの挿入

リッチテキストフィールドに、以下へのハイパーリンクを挿入できます。

• Web サイト。

• フィールド内の指定したセクションを指すアンカー。

• 電子メールをトリガする電子メールアドレス。

ハイパーリンクを挿入するには、以下のステップを実行します。

1. ハイパーリンクを追加するテキストを選択し、「Link」をクリックします。

2. 「Link Info」タブで、必要なリンクタイプを選択し、関連情報を入力します。

3. 「OK」をクリックします。

ハイパーリンクを右クリックまたはダブルクリックしてそのプロパティを修正したり、「Unlink」をクリックしてハイパーリンクを除去したりできます。

テーブルの挿入

リッチテキストフィールドにテーブルを挿入できます。テーブルには、テキストとは別に、ハイパーリンク、リスト、テーブルを追加できます。

テーブルを挿入するには、以下のステップを実行します。

1. 「Table」をクリックします。

2. テーブルの表示プロパティを指定します。

3. 「OK」をクリックします。

テーブルを作成した後で、テーブルを右クリックしてそのプロパティを修正できます。

テーブルビューでのリッチテキストコラムのカスタマイズ

変更管理オブジェクトの場合、次のアイテムのテーブルビューのカスタマイズにリッチテキストコラムを使用できます。

• 「サーチ結果」と「フォルダブラウザ」

• 「変更」タブ

• 「関連プロセスオブジェクト」テーブルと「関連参照オブジェクト」テーブル

• 「関連変更」テーブル

これらのテーブルにリッチテキスト属性を表示するには、新規ビューをカスタマイズするか既存のビューを編集することによって、「説明」、「理由」、「提案されたソリューション」などの必要な属性を追加できます。新規ビューをカスタマイズしたり既存のビューを編集したりする方法については、「新規テーブルビューの作成と編集」を参照してください。

「サーチ結果」テーブルと「フォルダブラウザ」テーブルでは、「説明 (サマリー)」コラムはプレーンテキストで表示され、「説明」コラムはリッチテキストで表示されます。

「サーチ結果」テーブルの場合、変更管理オブジェクトのタイプを 1 つだけ選択すると、その 1 つのタイプのオブジェクトのそれぞれのビューが表示されます。このビューには、カスタマイズ可能なリッチテキストコラムが表示されます。複数のオブジェクトを選択した場合、デフォルトビューが表示され、カスタマイズ可能なリッチテキストコラムは表示されません。

JCA テーブルではリッチテキストフィールドに入力された値の表示はサポートされていません。これを示す警告アイコンが表示されます。「レポートビルダー」では JCA テーブルが使用されているので、ここでもリッチテキストはレンダーされません。

リッチテキスト属性のデフォルトの文字数制限は 20000 に設定されています。文字数制限を編集する場合、サマリーレポートの Info*Engine タスクを更新できます。詳細については、変更サマリーレポートの文字数制限の更新を参照してください。

リッチテキストコンポーネントのサポートは、Jasper レポートでは以下のように制限されています。

• HTML フォーマットと PDF フォーマットのレポートで取り消し線機能とともに使用されている場合、リッチテキストコンポーネントではハイパーリンク、テーブル、インデント、下線テキストはサポートされません。

• リッチテキストコンポーネントでは、PDF フォーマットで太字や斜体などのフォーマットスタイルはサポートされません。

• リッチテキストコンポーネントでは、システムで使用可能なフォントスタイルがサポートされます。