Windchill Nonconformance の役割
Windchill Nonconformance には、不適合記録に関わるユーザーのデフォルトの役割が用意されています。ユーザーは割り当てられた役割に基づいて、さまざまなタスクや操作を実行できます。すべての不適合記録ユーザーには、最低限、不適合記録タスクの読み取りアクセス許可があります。タスクは、「My タスク」テーブルに表示されます。
不適合記録ユーザーのアクセス許可レベルは、管理者により定義されます。管理者は、「メンバー」テーブルで不適合記録の役割を管理できます。詳細については、メンバーテーブルを参照してください。
不適合記録には承認、レビュー、および署名が必要な場合がよくあります。承認の数およびタイプ、記録をレビューする順序、およびルーティングのその他の側面は設定可能です。Windchill Nonconformance に用意されたデフォルトのコンフィギュレーションには次のタスクの承認が含まれています。
情報収集
評価
調査 (オプション)
処理計画
再審委員会によるレビュー (オプション)
処理
処理の遂行 (やり直し、返品、スクラップ、および現状のまま使用)
不適合記録タスクを実行するには、次の役割の少なくとも 1 つが割り当てられていなければなりません。
役割
実行可能なタスク
説明
ゲスト
実行可能タスクなし
ゲストには読み取りアクセスのみが許可され、タスクの実行はできません。
再審委員会レビュー担当者
処理計画の編集と修正
この役割を使用して、再審委員会に所属するチームメンバーは不適合の処理計画を修正できます。
メンバー
新規不適合記録の作成
不適合作成者
新規不適合記録の作成
不適合処理決定者
処理の決定
この役割を使用して、「やり直し」「返品」「スクラップ」、または「現状のまま使用」の不適合の各処理を決定します。
不適合評価担当者
不適合評価の完了
これらのタスクは評価状態で発生します。
不適合調査担当者
不適合調査の完了
これらのタスクは調査状態で発生します。
不適合マネージャ
新規不適合記録の作成
監査証跡レポートの表示
処理状態に到達するまで、不適合の追加、修正、および削除
この役割には、不適合オブジェクトに対するすべてのアクセス許可が付与されます。アップグレード後、管理者は「ポリシー管理」からポリシーアクセス制御規則を作成して、この役割にすべてのアクセス許可を割り当てなければなりません。
不適合マネージャの役割を持っているときに監査証跡が表示されるようにするには、不適合マネージャの役割を手動で追加する必要があります。
不適合再使用承認者
処理の再使用の承認
この役割を使用して、「現状のまま使用」の処理を承認します。
不適合再使用者
処理の実行
この役割を使用して、「現状のまま使用」の処理を遂行します。
不適合やり直し担当者
処理の実行
この役割を使用して、「やり直し」の処理を遂行します。
不適合スクラップ担当者
処理の実行
この役割を使用して、「スクラップ」の処理を遂行します。
不適合ベンダー
処理の実行
この役割を使用して、「返品」の処理を遂行します。
ユーザーと場所の作成者
この役割は、新規不適合リクエストを作成し、「ユーティリティ」タブでユーザーと場所の追加や編集ができます。
品質ドキュメントの作成者
Windchill Nonconformance がスタンドアロン製品としてインストールされている場合、この役割のユーザーは「ユーティリティ」 > 「品質ドキュメント管理」の順にクリックして新しいドキュメントを作成できます。
品質部品の作成者
Windchill Nonconformance がスタンドアロン製品としてインストールされている場合、この役割のユーザーは「ユーティリティ」 > 「品質部品管理」の順にクリックして新しい部品を作成できます。
「品質システムマネージャ」
すべてのタスク
品質コンテキストを作成するユーザーには、「品質システムマネージャ」の役割が自動的に割り当てられます。この役割では、以下を行うことができます。
チームメンバーに品質コンテキストへの参加を要請し、必要な役割を割り当てます。
チームメンバーの追加、除去、交代など、品質コンテキストのチームを変更します。
品質コンテキストの役割の追加や除去を行います。
「操作」 > 「状態を設定」の順に選択して、不適合記録の情報ページで不適合のワークフロー状態を変更します。
監査証跡レポートを表示します。
これは役に立ちましたか?