翻訳の参照ドキュメント
必須の依存のみを含む
構造内の複合ドキュメントには、メンバーリンクによってリンクされているドキュメントと参照リンクによってリンクされているドキュメントが含まれていることがあります。ただし、翻訳パッケージから参照ドキュメントを除外できます。プロパティ com.ptc.tml.OnlyRequiredDependents は、翻訳パッケージを作成する際に参照ドキュメントを含めるか除外するかを制御します。
プロパティ com.ptc.tml.OnlyRequiredDependents/Windchill/codebase/com/ptc/tml/xconf/tml.xconf にあります。false に設定した場合 (デフォルト)、翻訳パッケージに参照ドキュメントが含まれます。true に設定した場合、参照リンクによって関連付けられているドキュメントは翻訳パッケージから除外され、メンバーリンクがあるドキュメントだけが含まれます。
参照リンクによってリンクされているドキュメントが翻訳パッケージから除外されている場合、XML コンテンツは参照先トピックのソース言語バージョンを参照します。この例外として、参照先ドキュメントが翻訳対象の構造内に存在する場合があります。
以下のシナリオについて考えてみましょう。
パブリッシング構造にドキュメント A とドキュメント B が含まれています。ドキュメント A は参照リンクによってドキュメント B にリンクされています。ドキュメント A がパブリッシング構造の一部として翻訳された場合、ドキュメント A はドキュメント B の翻訳バージョンを参照するように更新されます。ドキュメント A がパブリッシング構造から独立して翻訳された場合、ドキュメント B の翻訳バージョンを参照するように更新されることはありません。
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このプロパティが true に設定されている場合、参照ドキュメントは「翻訳コンテンツ」テーブルに含まれません。
コンフィギュレーション仕様に基づいた関連リンクの除外
構造内の複合ドキュメントには、メンバーリンクによってリンクされているドキュメントと参照リンクによってリンクされているドキュメントが含まれていることがあります。参照によってリンクされているドキュメントとメンバーリンクによってリンクされているドキュメントは翻訳パッケージから除外できます。
com.ptc.tml.skipRelatedLinksBasedOnConfigSpec プロパティは、翻訳パッケージの作成時に参照リンクによってリンクされているドキュメントとメンバーリンクによってリンクされているドキュメントを含めるか除外するかを制御します。
com.ptc.tml.skipRelatedLinksBasedOnConfigSpec はデフォルトの false に設定されており、ドキュメントがコンフィギュレーション仕様を満たしていない場合、翻訳は失敗します。たとえば、どのメンバーリンクまたは参照リンクもベースラインに含まれていない場合などです。
このプロパティが true に設定されている場合に、どのメンバーリンクまたは参照リンクもコンフィギュレーション仕様を満たしていない場合、それぞれの参照ドキュメントとメンバードキュメントは翻訳パッケージに含まれません。翻訳パッケージの作成は成功し、スキップされたメンバーリンクと参照リンクの詳細を含む警告が表示されます。
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このプロパティのデフォルトの動作が推奨される動作です。このプロパティを true に設定した場合、ベースラインが適切に設定されていることを確認します。
以下のシナリオについて考えてみます。
トピック 1 にはトピック 2 とトピック 3 への参照があります。
ブック A にはトピック 1 とトピック 2 があります。
ブック B にはトピック 1 とトピック 3 があります。
このプロパティが true に設定されている場合に、ベースラインをフィルタとして使用すると、ブック A とブック B の翻訳パッケージの作成は成功し、欠落しているトピックの詳細を含む警告が表示されます。このプロパティが false に設定されている場合、ブック A とブック B の翻訳パッケージの作成は失敗します。
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