Windchill ドメインは、Windchill システムを設定したときに定義される管理領域です。Windchill をインストールすると、一連のドメインが確立されます。管理者は、必要に応じて追加のドメインを作成できます。

Windchill のドメインは、オブジェクトへのアクセスをグループ化する仕組みです。たとえば、管理者は特定のドメインに対してアクセス制御ポリシー規則を作成し、そのドメインに関連付けられているすべてのドキュメントをすべてのユーザーが表示できるようにすることができます。また、一部のユーザーのグループが、ドメインに関連付けられているすべてのドキュメントのコンテンツを修正できるようにする 2 番目の規則を作成し、すべてのチームメンバーが、ドメインに関連付けられているすべてのドキュメントのコンテンツをダウンロードできるようにする 3 番目の規則を作成することもできます。

ドメインに関連付けるオブジェクトをユーザーが作成するときに、ドメインの関連付けを選択する権限が与えられていない場合があります。オブジェクトを作成するユーザーがドメインを選択できるようにする場合は、選択するドメインの決定方法をユーザーに知らせておきます。

ドメインの詳細については、ドメインおよびポリシーの管理を参照してください。

Windchill のドメインは、「ポリシー管理」ユーティリティの「ドメイン」枠を使用して管理します。

「ドメイン」枠では、以下の列を持つテーブルにドメインが表示されます。

「ドメイン」ツリーに表示されるドメインを制御するには、以下のオプションを使用します。

ドメインのポリシー規則を管理するには、「ドメイン」ツリーでドメイン名をクリックします。右側に枠が表示され、ドメインに関連付けられている規則が表示されます。

以下のテーブルに示した操作は、「ポリシー管理」ユーティリティの「ドメイン」枠から実行できます。ドメインによっては実行できない操作もあります。一部の操作は、「ドメイン」ツリーで有効な内容を選択している場合のみ有効になります。たとえば、「貼り付け」操作は、ドメインを切り取った後、貼り付け先の有効な位置を選択している場合のみ有効になります。