MPMLink のビジュアリゼーションでの QuickView の使用
QuickView 機能を使用して、大きな構造を速やかかつ効果的にビジュアル化できます。さまざまな MPMLink ブラウザで部品、リソース、およびそのサブタイプの高品質サムネイルを生成、読み込み、操作できます。QuickView の詳細については、「QuickView を使用した大きな構造のビジュアル化」を参照してください。
サポートされているブラウザ
• BOM トランスフォーマ
• サービス関連部品構造ブラウザ (SAPSB)
• プロセス計画ブラウザ (PPB)
◦ PPB ツリーピッカービジュアリゼーション
◦ 割当部品と操作参照部品の PPB
• 製造リソースブラウザ (MRB)
◦ リソースの MRB ツリー
◦ 部品とリソースの MRB ツリーピッカー
• アドバンス製造リソースブラウザ (アドバンス MRB)
QuickView プリファレンス
• 「Visualization」タブで QuickView サムネイルを読み込むには、ブラウザに関連するユーザーレベルのプリファレンスを「はい」に設定します。各種ブラウザのユーザーレベルプリファレンスは > > > にあります。
◦ 「BOM トランスフォーマブラウザ/SAPSB を有効にして QuickView で読み込み」
◦ 「製造リソースブラウザを有効にして QuickView で読み込み」
◦ 「プロセス計画ブラウザを有効にして QuickView で読み込み」
• 各プリファレンスを有効にすると、そのブラウザの「Visualization」タブに QuickView ツールバーが表示されます。たとえば、「BOM トランスフォーマブラウザ/SAPSB を有効にして QuickView で読み込み」プリファレンスを「はい」に設定した場合、BOM トランスフォーマの QuickView ツールバーは次のように表示されます。
QuickView 操作に関連するステータスが「Visualization」タブの QuickView ツールバーに表示されます。QuickView のステータスは、QuickView サムネイルが読み込まれている部品に対し、「QuickView が選択されました」として表示されます。QuickView サムネイルが使用可能な部品のステータスは表示されません。ステータスを表示するには、QuickView サムネイルが使用可能な部品を読み込む必要があります。これを行うには、
「QuickView を次のレベルに展開」、
「QuickView を完全な詳細に展開」などの操作を使用できます。操作の詳細については、「QuickView 操作」のセクションを参照してください。
「QuickView を次のレベルに展開」、 「QuickView を完全な詳細に展開」などの操作を使用できます。操作の詳細については、「QuickView 操作」のセクションを参照してください。ブラウザで構造を読み込む際に、「Visualization」タブに QuickView インジケータが表示されます。いずれかのノードの QuickView が読み込まれている場合、そのインジケータが有効になります。
QuickView は存在するが構造内のどのノードにも読み込まれていない場合、インジケータは淡色表示されます。
どのノードの QuickView も使用できない場合や、QuickView があるすべてのノードがフィルタによって除外されているか解決されていない場合、インジケータアイコンは表示されません。
• フィルタ後の構造を持つノード、コンフィギュレーション仕様が適用されているノード、アクセス制限があるノードの QuickView を読み込むかどうかを選択できます。
このようなシナリオでは、ビジュアリゼーションが、QuickView と一致する正確な作業版数に解決されない場合があります。ただし、プリファレンス「フィルタ後の構造を持つノードの QuickView を読み込み」を使用して、そのようなノードの QuickView を読み込むことができます。
ビジネス要件に基づいて、「フィルタ後の構造を持つノードの QuickView を読み込み」プリファレンスの値を設定して、QuickView を読み込むか読み込み解除します。デフォルト値は No です。No に設定した場合、ノードの QuickView が読み込み解除され、指定したフィルタ基準に基づいて完全な構造が表示されます。Yes に設定した場合、ノードの QuickView が読み込まれ、完全な構造が表示されます。
QuickView 操作
QuickView のプリファレンスを Yes に設定して QuickView を読み込むか「Visualization」タブを読み込むと、表示されている構造の QuickView サムネイルが自動的に読み込まれます。QuickView サムネイルを展開、折りたたみ、除去、または生成するには、次の操作を使用します。
操作名 | 説明 | 場所 | ||
|---|---|---|---|---|
| QuickView を次のレベルに展開 | QuickView サムネイルが読み込み解除され、選択したノードの構造全体が次の QuickView サムネイルノードまで展開されます。 | • QuickView の右クリックメニュー • サポートされているブラウザの「Visualization」タブにある QuickView ツールバー。 | ||
| QuickView を完全な詳細に展開 | QuickView サムネイルが読み込み解除され、選択したノードの構造全体が末端 (最後のリーフノード) まで展開されます。 | • QuickView の右クリックメニュー • サポートされているブラウザの「Visualization」タブにある QuickView ツールバー。 | ||
 QuickView に折りたたみ | 構造全体の製品表現を読み込み解除し、QuickView サムネイルがあれば読み込みます。 | • QuickView の右クリックメニュー • サポートされているブラウザの「Visualization」タブにある QuickView ツールバー。 | ||
QuickView を除去 | QuickView サムネイルを除去します。 | BOM トランスフォーマ、PPB ツリーピッカー、MRB、および MRB ツリーピッカーの QuickView 右クリックメニュー。 | ||
QuickView を生成 | QuickView サムネイルを作成します。
| QuickView の右クリックメニュー | ||
製品表現の QuickView を生成 | 選択したオペレーションに QuickView サムネイルを作成します。この操作は、PPB 内のオペレーションに対してのみ使用できます。詳細については、ユースケース: 製品表現の QuickView を生成を参照してください。
| PPB の「QuickView」右クリックメニュー。 |
 | • PPB の右クリックメニューでは、「QuickView を生成」操作のみが使用できます。この操作は、割当部品およびリソースにのみ使用できます。 • MRB の「QuickView を生成」操作を使用して、リソースの QuickView サムネイルを生成できます。 • QuickView 生成のステータスは、WVS ジョブモニターで確認できます。 • 1 つ以上のオペレーションを選択して、「製品表現の QuickView を生成」操作を開始できます。 |
主なポイント
• BOM トランスフォーマでは、QuickView サムネイルの生成は複数のジオメトリを含むリーフノードでサポートされています。ジオメトリが 1 つしかないリーフノードで QuickView サムネイルを生成しようとすると、エラーメッセージが表示されます。これは部品とリソースの両方に当てはまります。
• PPB では、オペレーションの下に存在する割当部品およびリソースの QuickView サムネイルを生成できます。QuickView サムネイルを生成するには、割当部品またはリソースを右クリックして「QuickView を生成」を選択します。QuickView サムネイルを読み込んだ後、PPB でプレイバック機能を使用することもできます。詳細については、プロセス計画のプレイバック表示を参照してください。
• プロセス計画内のほかのオペレーションの製品表現を作成することもできます。そのような場合、前のオペレーションに作成された QuickView が使用されます。前のオペレーションに QuickView がない場合、QuickView を持つオペレーションが見つかるまで、前のほかのオペレーションがチェックされます。前のオペレーションで QuickView が見つからない場合、選択したオペレーションに新規製品表現が作成されます。このプロセスにより、QuickView と作業指示を生成する際のパフォーマンスが向上します。詳細については、ユースケース: 製品表現の QuickView を生成を参照してください。
• アドバンス MRB では、割当部品とプラントリソースの QuickView サムネイルが読み込まれます。AMRB でのオペレーションのローカライズの場合、QuickView サムネイルは同じレベルにあるリソースに対してのみ読み込まれます。親ステーションや親ラインなどその他のエンティティの QuickView サムネイルは読み込まれません。したがって、アドバンス MRB で QuickView サムネイルを読み込むには、QuickView サムネイルがリーフレベルのリソースに存在している必要があります。
アドバンス MRB では、QuickView サムネイルがある割当部品およびリソースの位置を更新することもできます。詳細については、アドバンス製造リソースブラウザでのオペレーション割当の位置の更新と保存を参照してください。
| | • アドバンス MRB の場合、プレイバック中にのみ割当部品の位置を更新できます。 • アドバンス MRB では、割当全体または割当部品のオカレンス全体の配置のみがサポートされています。 |
• アドバンス MRB では、 「QuickView を完全な詳細に展開」操作によって、部品割当の詳細全体が展開されます。
「QuickView を完全な詳細に展開」操作によって、部品割当の詳細全体が展開されます。• 構造で変更を行うと、変更に応じて QuickView サムネイルが読み込み解除または除去されます。たとえば、BOM 変換操作を使用したりフィルタを操作したりすると、QuickView サムネイルが読み込み解除され、構造が展開されます。そのような場合、「Visualization」タブを再表示したり、構造を再読み込みして QuickView サムネイルを読み込んだりできます。
• ビジネス要件に基づいて、「フィルタ後の構造を持つノードの QuickView を読み込み」プリファレンスの値を設定して、QuickView を読み込むか読み込み解除します。No に設定した場合、ノードの QuickView が読み込み解除され、指定したフィルタ基準に基づいて完全な構造が表示されます。Yes に設定した場合、ノードの QuickView が読み込まれ、完全な構造が表示されます。
制限事項
• MPMLink ブラウザでは、「QuickView」コラムを使用しないことをお勧めします。代わりに、MPMLink ブラウザの「Visualization」タブのツールバーで QuickView ステータスメッセージを確認できます。
• QuickView が読み込まれている場合、モデルアイテム (アノテーション) は表示できません。
• QuickView の機能に関連する一般的な制限事項については、「QuickView を使用した大きな構造のビジュアル化」のトピックのセクション「制限事項」を参照してください。