生成されたプロセス計画の構造
ジェネリック mBOM (GenMBOM) はジェネリックプロセス計画 (GenPP) に関連付けられています。ジェネリック mBOM には VarMBOM1 と VarMBOM2 の 2 つのバリエーション mBOM があり、それぞれにバリエーション仕様 VarSpec=1 と VarSpec=2 が関連付けられています。
GenPP では、オペレーション Op10 と Op20 が部品タグを介してドキュメントと工具に関連付けられています。PartTag=1 と PartTag=2 がそれぞれ VarMBOM1 と VarMBOM2 に関連付けられています。これらの部品タグとバリエーション仕様を使用して、生成されたプロセス計画の構造が定義されています。オペレーション、関連付け、割当は、部品タグとバリエーション仕様に基づいて、ジェネリックプロセス計画とバリエーション mBOM から継承されます。
各バリエーション mBOM に 1 つずつ、2 つの生成されたプロセス計画 VarPP1 と VarPP2 が作成されます。
VarPP1 (GenPP + VarMBOM1) の構造:
GenPP から継承されたオブジェクト:
• オペレーション Op10 と Op20 にはロジックが定義されていないので、Op10 と Op20 が VarPP1 に継承されます。
• VarMBOM1 に関連付けられているバリエーション仕様は VarSpec=1 なので、Op30 が VarPP1 に継承されます。
• 定義済みの部品タグが VarMBOM1 に関連付けられているので、Doc1 と Tool1 のみが VarPP1 に継承されます。
• 作業拠点 WC1 にはロジックが定義されていないので、WC1 が VarPP1 に継承されます。
VarMBOM1 から継承されたオブジェクト:
• Child1 の対応する mBOM バリエーションである VChild1 がオペレーション V1Op10 に割り当てられます。
• 同様に、Child2 の対応する mBOM バリエーションである VChild2 がオペレーション V1Op20 に割り当てられます。
VarPP2 (GenPP + VarMBOM2) の構造:
GenPP から継承されたオブジェクト:
• GenPP のオペレーション Op10 と Op20 にはロジックが定義されていないので、Op10 と Op20 が VarPP2 に継承されます。
• VarMBOM2 に関連付けられているバリエーション仕様は VarSpec=2 なので、Op40 が VarPP2 に継承されます。
• 定義済みの部品タグが VarMBOM2 に関連付けられているので、Doc2 と Tool2 のみが VarPP2 に継承されます。
• 作業拠点 WC1 にはロジックが定義されていないので、WC1 が VarPP2 に継承されます。
VarMBOM2 から継承されたオブジェクト:
• Child1 の対応する mBOM バリエーションである VChild1 がオペレーション V2Op10 に割り当てられます。
• 同様に、Child3 の対応する mBOM バリエーションである VChild3 がオペレーション V2Op20 に割り当てられます。