ユースケース 12: 範囲を定義して下流構造を生成
範囲を定義することで下流構造を生成できます。属性を作成し、これを使用して範囲を定義できます。
BOM トランスフォーマに以下の構造が存在するとします。
• Upstream Parent Part (Design) と Downstream Parent Part (Manufacturing) の間に対応リンクが存在します。
• 構造内のすべての部品の部品タイプは wt.part.WTPart です。
• 「範囲を定義する区切り記号」プリファレンスの値は > に設定されています。これがデフォルト値です。
• 属性 GDS_Match は WTPart に作成されます。この属性を使用して範囲を定義します。
• Part D1 (Manufacturing) の属性 source の値は buy に設定されています。
範囲を定義することで下流構造を生成するには、規則ファイルまたはプロパティファイルを使用して変換規則と再構築規則を指定できます。
規則ファイルを使用
{
"transformRules": [
{
"sourceType": "wt.part.WTPart",
"newAttributeMappings": [
[
"source.usage.GDS_Match:1>9",
"target.part.source:buy"
]
"targetType": "wt.part.WTPart",
"transformOption": "newBranch"
}
]
}
プロパティファイルを使用
1. Windchill/codebase/com/ptc/core/foundation/associativity にあるファイル associativity.properties.xconf にアクセスします。
2. 以下の再構築規則を追加します。
<Property name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.wt.part.WTPart" multivalued="," default=""/>
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.wt.part.WTPart" value="transformOption=newBranch"/>
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.wt.part.WTPart" value="targetType=wt.part.WTPart"/>
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.associativity.reconciliation.addusage.wt.part.WTPart" value="attributeMapping.rule1=GDS_Match:1>9:source:buy"/>
| GDS_Match の値 1>9 は範囲を示しています。「範囲を定義する区切り記号」プリファレンスの値は > に設定されています。1>9 は、範囲が 1 から 9 までであることを意味します。この場合、比較のために値 1、2、3、4、5、6、7、8、および 9 が考慮されます。 |
「下流構造を生成」操作を実行すると、BOM トランスフォーマに次の構造が表示されます。
選択した部品の下の構造がスキャンされます。このコンフィギュレーションにより、上流部品の GDS_Match 属性の値が 1 から 9 までである場合、上流部品は一致するターゲット下流部品の下に新規ブランチとして追加されます。
指定されている基準に基づいて、Part C1 (Manufacturing)、Part C2 (Manufacturing)、および Part C5 (Manufacturing) が Part D1 (Manufacturing) の下に新規部品として追加されます。
GDS_Match 属性の値がプロパティで指定されている範囲内ではないため、Part C3 および Part C4 は下流ビューに転送されません。