ファイルの同期化
コンテンツファイルの保存にボルトを使用する外部ストレージおよびレプリケーションシステムでは、ファイル同期化とは、最初のアップロード場所 (すなわちキャッシュ指定されたローカルボルト) から、コンテンツファイルのメインコピー用にシステムボルト規則によって指定された保存先にコンテンツファイルを移動する処理を指します。
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コンテンツが同期化されるまで、コンテンツはリボルトもレプリケーションもできません。
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デフォルトでは、システムによってシステム全体 (メインサイトとメインに登録されたすべてのサイト) の同期化がトリガーされます。wt.fv.sync.disableCreateScheduleAtStartup プロパティがデフォルトで false に設定されているため、出荷時に同期化スケジュールは存在しています。ファイル同期化の回数を変更するには、sysUpdateSyncInterval オペレーションを使用します。これは > MBean から使用できます。
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かつては、リモートファイルサーバーにアップロードされたコンテンツファイルの同期化は、レプリケーション操作時に暗黙のうちに実行されていました。しかし、現在では、CacheVaultSynchronizer MBean を使用して独立に管理されています。
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CacheVaultSynchronizer MBean を使用すると以下のことができます。
• サイト別またはシステム全体でファイル同期化の頻度と時間をスケジュールする。
• ファイル同期化をただちに開始する (サイト別またはシステム全体)。
• 現在またはスケジュール化されたファイル同期化操作をキャンセルする。
• ファイル同期化操作のログ履歴情報にアクセスする。
CacheVaultSynchronizer MBean へのアクセス
ファイル同期化 MBean にアクセスするには、サポートされている任意の JMX クライアント (JConsole など) を使用してメソッドサーバーに接続します。「MBean」ナビゲーション表示枠で、「com.ptc」を展開し、 > を選択します。
CacheVaultSynchronizer MBean にはタブが 3 つあります。
• 「Attributes」 - MBean の選択した属性が表示されます。
• 「Operations」 - 使用可能な操作と対応するフィールドが表示されます。
• 「Info」 - Bean に関する基本情報が表示されます。
以下のセクションでは、「Attributes」タブと「Operations」タブについて説明します。
「Attributes」タブについて
「Attributes」タブには以下のフィールドが表示されます。
• 「Log Level」 - 管理者が編集できます。この設定は、CacheVaultSynchronizer MBean に適用されるログの詳細レベルを決定します。指定できるレベルは次のとおりです (詳細レベルが低いものから高いものへの順): None、Error、Warning、Info、Debug、Trace、All
• 「LoggerName」 - 読み取り専用です。適用されるログセグメント (wt.fv) を識別します。
• 「NumberOfSites」 - 読み取り専用です。レプリケーションネットワーク内のサイト数を示します。
• 「SyncMode」 - 読み取り専用。同期プロセスの細かさを反映した、操作の現在のモード (「System」または「Site」) を示します。この値は「Operations」タブの設定によって決定されます。
「SyncMode」フィールドは、同期プロセスの細かさを反映した、操作の現在のモード (「System」または「Site」) を示します。この値は「Operations」タブの設定によって決定されます。「Site」モードの場合、サイトごとにファイル同期操作を柔軟に管理できます。
「Operations」タブについて
「Operations」タブには、CacheVaultSynchronizer MBean で使用可能なすべてのメソッドが、そのメソッドを実行するボタンに表示されます。メソッドボタンまたは関連フィールドの上にカーソルを置くと、そのメソッドまたはフィールドを説明するツールチップが表示されます。メソッドはその SyncMode 専用です。modeSwitchToSite メソッドと modeSwitchToSystem メソッドを実行して、SyncMode を切り替えることができます。purgeSyncHistoriesOlderThan メソッドを使用して、ファイル同期操作に関する古いログ履歴情報を削除できます。
| メソッドボタンをクリックすると、そのメソッドがただちに実行されます。確認ウィンドウは表示されず、メソッドをキャンセルすることはできません。 |