材料番号フィールドの長さ延長のサポート
Windchill ESI 統合では、SAP での BOM の作成に BAPI_MATERIAL_BOM_GROUP_CREATE が使用されます。BAPI のテーブルでは、BOM ヘッダーとコンポーネント材料番号のフィールドは 32 文字にする必要があります。
SAP で BAPI_MATERIAL_BOM_GROUP_CREATE を使用して BOM を正常に作成するには、BOM ヘッダーと BOM コンポーネントが 32 文字を超えてはなりません。したがって、SAP HANA システムで材料の Field Length Extension が有効になっている場合、Windchill ESI 統合では 32 文字だけサポートされます。
TIBCO プロジェクトで材料値の長さ延長のサポートを有効にする手順は次のとおりです。
1. TIBCO Designer で HANA .dat プロジェクトファイルを開きます。
2. プロジェクト .dat ファイル ESI_SAP_TIB_HANA_12_1_M010_<ビルド>.dat はインストールフォルダ <TIBCO_ホーム>\esi\dat\ にあります。
3. TIBCO Designer プロジェクトで「GlobalVariables」 > 「ESIFlags」に移動し、EnableExtendedMaterialFieldLength フラグを true に設定します。デフォルトでは、このフラグは false に設定されています。このフラグによって、32 文字までの材料番号の永続化のサポートが有効になります。
4. 「ESIPaddingTruncate」 > 「PaddingNumber_PartLength」に移動し、SAP で設定されている材料番号長さに従ってパディング数を設定します。デフォルトでは、18 に設定されています。
5. ESISAPAdapter に移動し、SAP HANA システムのコンフィギュレーション情報を入力します。
6. コンフィギュレーションが完了した後、「Project」タブに移動し、「SAPAdapterConfiguration」 > 「ESISAPAdapterConfiguration」 > 「Adapter Services」を展開します。
7. BAPI スキーマと ZRFC スキーマを再表示して、SAP 側で設定されている材料長を反映します。BAPI/ZRFC スキーマを再表示するには、BAPI/ZRFC を選択し、右側のパネルの「Schema」タブに移動して、「Refresh Schema」をクリックします。
8. すべての BAPI と ZRFC について同じ操作を続行し、完了した後でプロジェクトを保存します。
9. 「Tools」メニューに移動し、「Create Project EAR」オプションを選択して、更新されたプロジェクトの EAR を作成します。
10. 右側のパネルの「Configuration」タブを選択し、File LocationName の情報を更新します。「Apply」をクリックしてコンフィギュレーションを保存し、「Build Archive」をクリックします。
11. EAR ファイルが構築された後、TIBCO Administrator UI で EAR ファイルをパブリッシング用に展開します。
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