Windchill ESI 用 Azure Blob Storage コンテナの設定
Windchill では、Azure Blob Storage への ESI 応答ファイルのパブリッシングがサポートされています。ユーザーは Azure Blob Storage 内の XML または JSON 応答ファイルを使用して各自の好みに合わせてカスタマイズできます。
Azure Blob コンテナに応答ファイルを保存するには、次のユースケースを参照してください。
1. セキュリティ資格証明認証を使用するように設定されている Azure Storage アカウント:
BLOB コンフィギュレーションユーティリティ windchill com.ptc.windchill.objectstorage.azureblob.tools.BlobConfigurationTool configure -u <admin username> -p <admin password> を呼び出してセキュリティ資格証明認証オプションを選択した場合、暗号化されたフォーマットで保存するストレージアカウント名とキーを指定する必要があります。これは Azure Blob コンテナで Windchill ボルトデータの永続性を設定する際に使用するユーティリティと同じです。BLOB コンフィギュレーションユーティリティを使用してボルトストレージを設定する方法については、「Azure Blob を使用するための Windchill ファイルボルトの設定」を参照してください。この暗号化されたコンフィギュレーションを使用して、ESI モジュールは正しいストレージアカウントを識別できます。
2. MSI 認証を使用するように設定されているストレージアカウント:
BLOB コンフィギュレーションユーティリティを使用して MSI 認証を使用するように Windchill が設定されている場合、ストレージアカウント名は取り込まれません。ESI 応答がパブリッシングされるストレージアカウントを識別するには、site.xconf を使用してプロパティ esi.azure.storage.account を設定する必要があります。以下の例を参照してください。
<Property name="esi.azure.storage.account"
overridable="true"
targetFile="codebase/wt.properties"
value="<azurestorageaccountname>"/>
Windchill での ESI 応答ファイルの保存に使用する Azure Blob Storage コンテナの設定
1. プロパティ esi.azure.storage.container が設定されている
プロパティ esi.azure.storage.containeresi-responses-container に設定され、配布ターゲットの「パス」属性値が /esi/location1 に設定されている場合、応答ファイルはコンテナ esi-responses-container 内に、Blob 名にプレフィックス /esi/location1 を付けた名前で出力されます。このプロパティは site.xconf を使用して設定する必要があります。以下の例を参照してください。
<Property name="esi.azure.storage.container"
overridable="true"
targetFile="codebase/wt.properties"
value="<container-name>"/>
2. プロパティ esi.azure.storage.container が設定されていない
プロパティ esi.azure.storage.container が設定されておらず、配布ターゲットの「パス」属性値が /esi/location1 に設定されている場合、Windchill は応答ファイルをコンテナ "esi" 内に、Blob 名にプレフィックス "/location1" を付けた名前で配置することを試みます。つまり、「パス」属性値の 1 つ目のエレメントはコンテナ名として扱われます。
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