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シナリオ 2 - レプリケーション済みユーザーがアクティブ化またはアクティブなユーザーに変換されるときに、そのレプリケーション済みユーザーを識別する方法。
アクティブ化のためにレプリケーション済みユーザーを見つける方法を決定するために設定される PrincipalMatchDelegate サービス実装の役割を次の図に示します。
次の図は、レプリケーション済みユーザーのアクティブ化で設定される PrincipalMatchDelegate の役割を示しています。
ソリューションエレメント
これらの要素は、レプリケーション済みユーザーがアクティブ化またはアクティブなユーザーに変換されるときに、そのレプリケーション済みユーザーを識別する方法を決定します。
* 
以下において、selector 値はユーザーコンテキストの定義済みの指定子で、特定の使用方法に適したサービスコンフィギュレーションを識別する手段になります。selector 値は修正不可です - 対応する serviceClass 値のみを変更できます。
エレメント
タイプ
説明
ReplicatedUserForActivationByUserNameMatchDelegate
既成の委任 Java クラス
場所: <Windchill>\codebase/wt/org/ReplicatedUserForActivationByUserNameMatchDelegate.class
この委任実装は、セレクタ ReplicatedUserForActivation で使用されるものです。このセレクタ用にデフォルトで設定された委任です。
この委任は、ユーザー作成時に一致するレプリケーション済みユーザーを見つけるためにのみ使用されます。アクティブなユーザーに変換可能な一致するレプリケーション済みユーザーを見つける場合は、ソースユーザーの名前が使用されます。
ReplicatedUserForActivationByEmailIdMatchDelegate
既成の委任 Java クラス
場所: <Windchill>\codebase/wt/org/ReplicatedUserForActivationByEmailIdMatchDelegate
この委任実装は、セレクタ ReplicatedUserForActivation で使用されるものです。このセレクタ用にデフォルトで設定された委任ではありません。
この委任は、ユーザー作成時に一致するレプリケーション済みユーザーを見つけるためにのみ使用されます。アクティブなユーザーに変換可能な一致するレプリケーション済みユーザーを見つける場合は、ソースユーザーの電子メールアドレスが使用されます。
service.properties.xconf
サービス委任のコンフィギュレーションファイル
場所: <Windchill>\ codebase/service.properties
次のサービスコンフィギュレーション要素は、セレクタ ReplicatedUserForActivation に対して適用される serviceClass を決定します。
<Service context="default" name="wt.org.delegate.PrincipalMatchDelegate">
<Option cardinality="singleton" requestor="wt.org.WTUser" selector="ReplicatedUserForActivation" serviceClass="wt.org.delegate.ReplicatedUserForActivationByUserNameMatchDelegate"/>
</Service>
PrincipalMatchDelegate
カスタマイザ用の委任 Java インタフェース
場所: <Windchill>\codebase/wt/org/PrincipalMatchDelegate.class
カスタマイズされた委任実装はすべて、このインタフェースによって確立される契約に従う必要があります。
手順
ユーザーのアクティブ化時に、電子メールアドレスを使用してレプリケーション済みユーザーを識別するように動作を変更するには、セレクタ ReplicatedUserForActivation と関連付けられている serviceClass を変更して ReplicatedUserForActivationByEmailIdMatchDelegate 実装を使用するようにします。
<Service context="default" name="wt.org.delegate.PrincipalMatchDelegate">
<Option cardinality="singleton" requestor="wt.org.WTUser"
selector="ReplicatedUserForActivation"
serviceClass="wt.org.delegate.
ReplicatedUserForActivationByEmailIdMatchDelegate"/>
</Service>
ユーザーのその他の属性に基づいてより詳細にカスタマイズされたロジックを使用するように動作を変更するには、カスタマイズポイントと制限事項を参照してください。
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