承認申請プロセッサインタフェース
承認申請プロセッサインタフェースは、承認申請の動作をカスタマイズする機能や監督官庁に固有のフォーマットを実装する機能を提供するインタフェースです。たとえば、承認申請の作成または改訂中に属性をカスタマイズできます。デフォルトまたは代替の編集ユーザーインタフェースを開くように承認申請をカスタマイズすることもできます。
範囲、適用可能性、前提条件
ここでは、Java クラスおよびクラス拡張などの概念についての一般知識があることを前提とします。
サービスクラスを登録する xconf メカニズムについての一般知識があることを前提とします。
必要条件
この最良事例を適用するには、以下を理解している必要があります。
Java クラスの拡張
Xconfmanager
ソリューションエレメント
次のテーブルで、各種ソリューションエレメントについて説明します。
エレメント
タイプ
説明
com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.SimpleRegulatorySubmissionProcessor
Java クラス
改訂不可能な承認申請用に登録されている既成のプロセッサインタフェース。
com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.AERSubmissionProcessor
Java クラス
有害イベントの承認申請用に登録されている既成のプロセッサインタフェース。
com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.ERSubmissionProcessor
Java クラス
事業所登録申請用に登録されている既成のプロセッサインタフェース。
com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.RPSSubmissionProcessor
Java クラス
承認製品申請用に登録されている既成のプロセッサインタフェース。
com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.UDISubmissionProcessor
Java クラス
機器固有識別子申請用に登録されている既成のプロセッサインタフェース。
デフォルトの動作
Windchill は承認申請プロセッサをサーチする際、プロセッサが見つかるまで Type ツリーをサーチします。たとえば、有害イベント承認申請のサブタイプに、xconf を使用して登録されたプロセッサがない場合、AERSubmissionProcessor が使用されます。
xconf エントリの作成
特定の承認申請タイプおよびサブタイプに対してカスタムポピュレータを登録するには、カスタム service.properties.xconf ファイルにエントリを作成します。
改訂不可能な承認申請サブタイプに対して登録する xconf エントリの例を以下に示します。
<Service name="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.RegulatorySubmissionProcessorInterface ">
<Option
requestor="null"
serviceClass="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.CustomSimpleRegulatorySubmissionProcessor"
selector="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.RegulatorySubmission "
cardinality="duplicate"
/>
</Service>
改訂可能な承認申請サブタイプに対して登録する xconf エントリの例を以下に示します。
<Service name="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.RegulatorySubmissionProcessorInterface ">
<Option
requestor="null"
serviceClass="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.CustomRevisableRegulatorySubmissionProcessor "
selector="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.RegSubmission2"
cardinality="duplicate"
/>
</Service>
改訂不可能な承認申請サブタイプに対して登録する xconf エントリの例を以下に示します。
<Service name=" com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.RegulatorySubmissionProcessorInterface ">
<Option
requestor="null"
serviceClass="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.CustomSimpleRegulatorySubmissionProcessor"
selector="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.RegulatorySubmission|org.rnd.CustomSimpleRegulatorySubmission "
cardinality="duplicate"
/>
</Service>
改訂可能な承認申請サブタイプに対して登録する xconf エントリの例を以下に示します。
<Service name=" com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.RegulatorySubmissionProcessorInterface ">
<Option
requestor="null"
serviceClass="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.impl.CustomRevisableRegulatorySubmissionProcessor "
selector="com.ptc.qualitymanagement.regmstr.RegSubmission2|org.rnd.CustomRegSubmission2"
cardinality="duplicate"
/>
</Service>
* 
サブタイプにサービスクラスが存在しない場合、サービスクラスが見つかるまでサブタイプの親タイプがチェックされます。サービスクラスが見つからない場合、サービスクラスが定義されていないクラスとタイプがトレースログエントリで報告されます。ログエントリを表示するには、com.ptc.qualitymanagement.qms.util.helper.QMSServiceClassHelper のトレースログを有効にします。
以下の各セクションでは、承認申請のカスタマイズの領域について説明します。
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