キャビネットの制限規則
Windchill オブジェクトへのアクセスを制御する方法の 1 つとして、キャビネットに対して限られたアクセス許可を付与する規則を定義し (キャビネットの親タイプ WTObject に適用)、特定のフォルダ化オブジェクトタイプに対するその他のアクセス許可を参加者に付与する規則を追加します。一般的に、この方法では、共有キャビネットを情報管理ボルトとして使用します。
たとえば、Bike Company 組織のすべてのメンバーに、製品の Default キャビネットにあるオブジェクトの検索と表示を許可する場合を考えます。製品のチームメンバーには、フォルダブラウザで製品内を参照しているときに、共有 Default キャビネットとそのコンテンツの表示を許可します。また、エンジニアおよびデザイナー役割のメンバーにのみ、キャビネット内に保存された Specification (WTDocument のサブタイプ) ドキュメントのチェックアウトと修正を、状態が「作業中」および「レビュー中」のときにだけ許可します。デザイナー役割のメンバーには、「作業中」状態の Specification ドキュメントをキャビネットおよびフォルダ内に作成することも許可します。このようにアクセス権を設定するには、共有 Default キャビネットとそのフォルダが属するドメイン、またはそのドメインの親に対して、次のような規則を定義します。
オブジェクトタイプ
状態
アクセス許可
参加者
WTObject
作業中
権限あり: 読み取り、ダウンロード
Bike Company
WTObject
すべて
権限あり: 読み取り、ダウンロード
チームメンバー
Specification
作業中
権限あり: 修正、コンテンツの修正
エンジニア
Specification
In Work
権限あり: 修正、コンテンツの修正、作成
デザイナー
Specification
レビュー中
権限あり: 修正、コンテンツの修正
エンジニア
Specification
レビュー中
権限あり: 修正、コンテンツの修正
デザイナー
SubFolder
すべて
権限あり: 修正
デザイナー
Cabinet
すべて
権限あり: 修正
デザイナー
すべてのフォルダメンバーが、キャビネットまたはサブフォルダに存在する必要があります。上記のアクセス許可に加え、フォルダ化情報で説明されている必須規則が適用されます。
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