ライフサイクル管理情報
ライフサイクル管理されているかどうかは、オブジェクトの非常に重要な特性です。ライフサイクルに管理されているオブジェクトは、ドメインにも管理されています。したがって、オブジェクトの条件にはドメイン管理条件が含まれます。
オブジェクトに関連付けることができるライフサイクルテンプレートには 2 つのタイプがあります。基本とアドバンスの 2 つのライフサイクルがサポートされています。使用するライフサイクルのタイプは、オブジェクトへのアクセスに影響を及ぼします。ライフサイクルについては、
「ライフサイクル管理」を参照してください。
ライフサイクル管理情報へのアクセス制御は、以下の条件に従って決定されます。
「チーム」
ユーザーはオブジェクトの役割に参加できます。チームは、役割ごとに現在のチームのメンバーシップを保存します。チームは、チームテンプレート、ライフサイクルテンプレート、およびコンテキストチームを使用して割り当てられます。チームの詳細については、
コンテキストチームについてを参照してください。
「ライフサイクル」
オブジェクトをライフサイクルテンプレートに関連付けることによって、オブジェクトの初期のライフサイクル状態を決定します。ライフサイクル状態は、ポリシーとアドホック ACL の両方に影響を与えます。アドホック ACL は、ライフサイクルとチーム役割を参加者にバインドして計算されます。アドホック ACL は、オブジェクト内に保存されます。
ライフサイクル状態
アドホック ACL の計算に使用されたライフサイクルのフェーズを示します。実行中、オブジェクトに適したポリシー ACL を決定するために使用されます。
オブジェクトのドメイン、タイプ、およびライフサイクル状態によって、どのポリシー ACL がオブジェクトに関連付けられるかが決まります。また、ポリシー ACL では、参加者に対し、同じドメイン、タイプ、およびライフサイクル状態を共有するオブジェクトにアクセスするために付与されるアクセス許可を指定します。
オブジェクトがライフサイクルまたはワークフローアクティビティに関連付けられている場合、オブジェクトへのアクセスは、ドメイン、タイプ、および状態に基づいてオブジェクトに関連付けられているポリシー ACL と、アドホック ACL によって管理されます。ライフサイクルまたはワークフローアクティビティには、ライフサイクルの各フェーズまたはワークフローアクティビティに関連付けられた役割に対するアクセス許可が含まれることがあります。たとえば、サブミット、レビュー、またはプロモートすることによって、ライフサイクル役割またはワークフロー役割を担当する参加者には、アクセス権が与えられます。ライフサイクルフェーズまたはワークフローアクティビティに対するアドホック ACL は、そのフェーズまたはアクティビティの期間中有効です。