Oracle データベース接続プロパティの指定
Windchill 11.0 で、デフォルトの Oracle データベース接続文字列では、SID ではなくデータベースサービス名が使用されます。Oracle データベースを使用する環境で、ソースデータベースインスタンスとターゲットデータベースインスタンスが別々のホストに配置されており、ソースデータベースインスタンスが SID のみを使用するように設定されている場合、Windchill 永続レイヤーが SID ではなくデータベースサービス名を使用して Oracle データベースに接続するようにデータベースを設定する必要があります。これは、データベース接続を確立するための URL フォーマットでサービス名の文字列フォーマット Host:Port/ServiceName が使用されていることを意味します。Windchill シェルを使用して、以下のプロパティを修正します。
xconfmanager -s wt.pom.oracle.jdbcConnectionUseService=true -t db/db.properties -p
xconfmanager -s wt.pom.jdbc.service=<Target_Oracle_ServiceName> -t db/db.properties -p
Windchill 11.0 では、SID を使用したデータベース接続はサポートされています。SID を使用したデータベース接続が必要とされる場合 (つまり Host:Port:SID という URL フォーマット)、以下のプロパティを設定する必要があります。
xconfmanager -s wt.pom.oracle.jdbcConnectionUseService=false -t db/db.properties -p
xconfmanager -s wt.pom.jdbc.service=<Target_Oracle_SID> -t db/db.properties -p
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サービス名は、Oracle 19c のデフォルトの接続メカニズムであり、8i リリースからサポートされています。ほとんどの場合、SID の代わりにサービス名を使用して Oracle に接続しても問題は発生しません。
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