MBean を使用したプロパティ値の修正
プロパティファイルのプロパティの値を変更するには、PropertiesManager MBean を使用します。この MBean を使用すると、Windchill プロパティファイルに存在するプロパティの値を変更できます。
Windchill では、標準の Java プロパティを使用して、多数のオプション設定やサイトに依存する設定を動的に構成します。Windchill は複数のプロパティファイルをサポートしています。プライマリプロパティファイル wt.properties は <Windchill>/codebase ディレクトリにあります。ここから、このファイルをクライアントへダウンロードできます。このファイルには、クライアントおよびサーバー Java クラスの両方に影響のあるプロパティが含まれます。
サーバー側クラスのみで使用できる必要があるプロパティは、個別のプロパティファイルにあります。たとえば、データベースパスワードなど、データベースへのアクセスを制御するプロパティは、codebase ディレクトリ外部の <Windchill>/db ディレクトリ内に db.properties として存在します。
共通の Windchill プロパティファイルには以下のものがあります。
• wt.properties
Windchill クラスは wt.properties を使用して、Windchill システムの実行時の動作を制御します。これらのプロパティは、通常、クラスが最初にロードされるときに読み込まれ、そのクラス内のステータスの設定に使用されます。
• db.properties
Windchill データベース接続層は、db.properties を使用してデータベースにアクセスします。
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プロパティおよび対応する値をプロパティファイルに追加するには、xconfmanager ユーティリティを使用します。
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JConsole を使用してプロパティ値を変更するには、以下の手順を実行します。
2. ツリーで com.ptc を選択します。
3. Properties MBean を選択します。
Properties MBean が展開され、すべての子ノードが表示されます。
4. 修正するプロパティファイルに移動し、選択します。
5. Operations ノードを選択します。
このノードを選択すると、この設定ファイルで使用できるすべての操作が右側枠に表示されます。
6. 「setProperty」ボタンを見つけます。
このボタンの右側には、プロパティ名を指定するためのフィールドとプロパティ値を指定するためのフィールドがあります。
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プロパティ名を含むコンフィギュレーションファイルを PropertiesManager MBean から表示するには、Operations ノードにある「viewFile」ボタンをクリックします。コンフィギュレーションファイルが読み取り専用形式で表示されます。
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7. 修正するプロパティの名前を入力し、コンフィギュレーションファイルに表示されているように入力されていることを確認します。
8. 新しいプロパティの値を入力します。
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確定前の変更を確認するには、PropertiesManager MBean の Operations ノードで reviewPendingChanges をクリックします。
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9. プロパティ名とプロパティ値を入力したら、「setProperty」をクリックします。
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確定前の変更をキャンセルするには、PropertiesManager MBean の Operations ノードで clearPendingChanges をクリックします。この手順によって、最近修正したプロパティが以前の値に戻されます。
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10. 変更内容が正しいことを確認したら、PropertiesManager MBean の Operations ノードで applyPendingChanges をクリックしして、変更内容を適用します。
変更内容が site.xconf ファイルに書き込まれ、影響を受けるプロパティファイルが変更内容に従って再生成されます。XCONF ファイルのバックアップコピーは、Windchill がインストールされている .xconf-backup ディレクトリに保存されます。プロパティファイルのバックアップコピーも、.xconf-backup ディレクトリに保存されます。バックアップコピープロパティファイルの名前は、tools.000.properties、tools.001.properties、db.000.properties、wt.000.properties、wt.001.properties などになります。値をデフォルトに設定したプロパティは、変更済みプロパティファイルから除外されます。
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再生成されたプロパティファイルは、次回にシステムを再起動するときに、システムプロパティの設定に使用されます。
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