トランザクション管理
ERP Connector は、Windchill から ERP システムへのデータのパブリッシングのためのトランザクション管理を提供します。デフォルトでは、指定された宛先に ESI 応答が正常に送信された場合に、ERP Connector トランザクションは成功したと見なされます。したがって、「Enterprise Systems のトランザクション管理」 UI には、応答データが該当する宛先に正常に送信されたかどうかに基づいて、トランザクションのステータスが表示されます。ESI 応答が宛先に送信された後、データを手動または自動で ERP システムにパブリッシングする必要がありますが、これは ERP Connector の範囲を超えています。
カスタマイズポイント
トランザクションのステータスを、必要な宛先 (ファイル、FTP、電子メールターゲットなど) への応答メッセージの送信に関連するステータスではなく、製品データが ERP システムに正常にパブリッシングされたかどうかに基づいて Windchill で更新できます。これは、いくつかの ERP Connector プリファレンス設定とカスタマイズを組み合わせることによって実現できます。詳細については、以下のセクションを参照してください。
コンフィギュレーション可能なオプション
以下の ERP Connector プリファレンスを使用することで、トランザクションのステータスを、宛先への応答データの送信ステータスか、ERP システムへの製品データの実際のインポート (またはパブリッシング) のステータスに基づいて Windchill で記録できます。
ERP Connector が指定された宛先への ESI 応答の送信に関連するステータスに基づいて PostResult RPC を呼び出すかどうかを指定します。
プリファレンス名: ポスト結果を有効化
デフォルト値: はい
* 
このプリファレンスでは、ESI Services がリリースのトランザクションの PostResult RPC リクエストを開始するかどうかを定義します。このプリファレンスは、クローズループトランザクションの場合に関係します。No に設定した場合、ESI 応答がそのトランザクションに関連する配布ターゲットに正常に送信されたかどうかによって、トランザクションおよびその中の各サブトランザクションのステータスが Pending (または Failed) に設定されます。Yes に設定した場合、応答が関連する配布ターゲットに送信されたかどうかによって、トランザクションおよびその中の各サブトランザクションのステータスが Succeeded (または Failed) に設定されます。トランザクションのステータスが Failed に設定された場合、ESI の失敗が生成され、ユーザーに割り当てられます。このプリファレンスは ERP Connector にのみ関係します。
可能なカスタマイズ
クローズループトランザクションのシナリオに合わせて ERP Connector を修正します。そのためには、(宛先に送信される) 応答データを適切に処理して ERP システムにインポートし、インポート結果を Windchill に送り返します。製品データはバッチで (オフラインプロセスとして) インポートすることも、インポート先アプリケーションが ERP Connector と対話するオンラインプロセスを介してインポートすることもでき、どちらのタイプのプロセスでもカスタマイズが可能です。
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