ESI 応答情報ファイルを修正する際の注意事項
応答メタ情報ファイルのコンテンツを修正する際には、以下の点に注意してください。
1. ファイルをデフォルトの場所から直接修正しないでください。必ずファイルのコピーを作成して修正します。ファイルを直接修正した場合、以降のメンテナンスリリースにインストールを更新したときに変更内容が消去される可能性があります。また、これらのターゲットがカスタムデータを受信する必要がある場合、応答メタ情報ファイルの修正バージョンを作成して配布ターゲットに関連付けることができます。
2. Map エレメントを修正する際には、その id 属性の値が一意になるようにします。つまり、同じバージョンまたはほかのアクティブなバージョンのファイル内のほかの Map エレメントによってこの値が使用されていてはなりません。この条件が満たされていない場合、修正されたファイルを参照する配布ターゲットを保存しようとするとエラーが発生します。
3. 新しい id 属性で Map エレメントを作成する場合、mapReference エレメントのコンテンツが id 属性の値と等しい MapInformation エレメントも作成します。または、既存の MapInformation エレメントの mapRef エレメントを適宜修正できます。
4. コンテンツが変更された場合を除き、Map エレメントの id 属性を修正しないでください。
5. MapInformation エレメントを新規作成 (または既存のエレメントを修正) する場合、その id 属性がファイル内で一意の値を持つようにします。異なるバージョンのファイル間でもこの値を一意にすることをお勧めしますが、必須ではありません。
6. 新しい id 属性で MapInformation エレメントを作成する場合、mapInformationRef エレメントのコンテンツが id 属性の値と等しい GroupInformation エレメントがファイルに存在するようにします。
7. GroupInformation エレメントの logicalName エレメントの値を変更するのはエラーです。physicalName エレメントの値は修正できますが、ほとんどの場合、以下のファイルを適宜修正する必要があります。
<Windchill>/tasks/com/ptc/windchill/esi/lite/GetPostResultInfoForTarget.xsl
8. 部品の ERP 材料 (またはプラント固有) 属性をパブリッシングする必要がある場合、
a. 関連する attributeMapping エントリを部品の Map エレメントに追加します
b. 必要に応じて、XML 属性 erpMaterialAttribute (または plantSpecificAttribute) を true に設定します。
9. ターゲットによってすでに参照されている応答メタ情報ファイルに対する変更を有効にするには、
a. メソッドサーバーを再起動するか、
b. 参照元ターゲットの Status 属性を Active から Inactive に切り替えて、保存してから、属性を再び Active にリセットします。
10. オブジェクトのソフトタイプ (モデル化された) 拡張バージョンをパブリッシングする場合、拡張元のオブジェクトと比較して拡張バージョンに異なる属性セットをパブリッシングする必要がある場合にのみ、応答メタ情報ファイルは変更を必要とします。つまり、拡張バージョンが親オブジェクトと同じ属性セットを持つかぎり、ファイルのデフォルトバージョン自体で十分です。
11. カスタムグループを表す <GroupInformation> エレメントを追加する際には、以下に示すように、必要に応じて属性 "isUnchanged" を設定してください。
<esi:GroupInformation isUnchanged="true" >
<esi:logicalName>MyUnchangedType</esi:logicalName >
...
</esi:GroupInformation>
上記の例では、"MyUnchangedType" という名前のカスタムグループは、変更されていないデータを ESI 応答で保持することを目的としているので、属性 "isUnchanged" を "true" に設定する必要があります。
応答メタ情報ファイルのコンテンツは、XML フォーマットでメッセージを生成する場合 (配布ターゲット属性 ESI Response Output FormatESI XML に設定されている場合) にのみ ESI 応答メッセージに影響します。つまり、PLM フォーマットで ESI 応答を生成する際には、このファイルは何の役割も果たしません。
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