AlternateItemGroup オブジェクトの作成と削除
AlternateItemGroup オブジェクトが作成または削除されるタイミングは、Windchill ESI BOM レンダラーによって決定されます。BOM レンダラーは属性とリンク差異情報が格納された Map を返す retrieveBomDifferencesUsingObjComparison() API を呼び出します。その Map から部品の親子リンクとその他の最終オブジェクトが格納された Map の配列がフェッチされ、ESI 代用部品レンダラーに渡されます。代用部品レンダラーで次の処理が行われます。
追加された代用部品の処理中に、関連する部品の親子リンクに AlternateItemGroup オブジェクトがすでに存在するかどうかがチェックされます。存在する場合、既存のオブジェクトがフェッチされ、Substitute エレメントの AlternateItemGroup Att の設定に使用されます。存在しない場合、新しい AlternateItemGroup オブジェクトが作成されて使用されます。
削除された代用部品の処理中に、親子リンクに AlternateItemGroup オブジェクトがすでに存在するかどうかがチェックされます。存在する場合、既存のオブジェクトがフェッチされ、Substitute エレメントの AlternateItemGroup Att の設定に使用されます。存在しない場合、新しい AlternateItemGroup オブジェクトが作成されて使用されます。
ESI BOM コンポーネントレンダラーが呼び出され、代用部品レンダラーから収集された代用部品情報が渡されます。このレンダラーで次の処理が行われます。
追加された代用部品の処理中に、関連する部品の親子リンクに AlternateItemGroup オブジェクトがすでに存在するかどうかがチェックされます。存在する場合 (通常は存在する)、既存のオブジェクトがフェッチされ、Substitute エレメントの AlternateItemGroup Att の設定に使用されます。
削除された代用部品の処理中に、親子リンクに AlternateItemGroup オブジェクトがすでに存在するかどうかがチェックされます。存在する場合、既存のオブジェクトがフェッチされ、Substitute エレメントの AlternateItemGroup Att の設定に使用されます。存在しない場合、新しい AlternateItemGroup オブジェクトが作成されて使用されます。
チェックインまたはチェックアウト時に PartUsageLink オブジェクトがコピーされると、製品構造の既存の AlternateItemGroup オブジェクトが複製されます。StandardESIService は COPY_LINK イベントでその対象オブジェクトを登録します。WTPart が作成されると、StandardESIService は AlternateItemGroupMgr に対して、新規部品オブジェクトに新規 AlternateItemGroup オブジェクトを作成するよう求めます。
代替アイテムグループのサポートはオプションです。Windchill ESI プリファレンス「代替アイテムグループを有効化」が「はい」に設定されていない場合、Windchill ESI の代替アイテムグループ機能は使用できません。このプリファレンスのデフォルト値は true です。
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