SQL Server クラスタを使用した Windchill の設定
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次の説明では、 Windchill のデータベース要件を満たす SQL Server クラスタデータベースが存在することを前提としています。要件など、SQL Server に関する一般的な情報については、 SQL Server のインストールを参照してください。
データベースの作成について支援を受けるには、PTC テクニカルサポートに連絡してください。
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次の手順では、PTC ソリューションインストーラを使用して、SQL Server クラスタを使用したクラスタコンフィギュレーションを設定します。この手順は、Windchill の新規インストールに対してのみ適用されます。
Windchill Installation and Configuration Guide の
Windchill ソリューションのインストールトピックの手順に従って、PTC ソリューションインストーラを使用して
Windchill ソリューションをインストールします。
このインストール手順に加えて、「製品を選択」セグメントのインストール作業を進める際に、次の手順を適用してください。
• プラットフォームコンポーネントを選択するとき、「データベースソフトウェア」で「SQL サーバークラスタ」を選択します。
次に例を示します。
• データベース設定オプションを指定する際に、「データベース」の「既存を使用」オプションと、「データベースインストールユーザー」オプションを選択します。
次に例を示します。
• インストールするオプション製品として「Windchill Business Reporting」を選択した場合は、次のフィールド値を設定します。
◦ 「データベースユーザーアカウントの Windchill Business Reporting SQL Server データベースユーザザー名」: Windchill Business Reporting データベースユーザーのユーザー名。
◦ 「データベースユーザーアカウントの Windchill Business Reporting SQL Server データベースユーザーパスワード」: Windchill Business Reporting データベースユーザーのパスワード。
Windchill Business Reporting を選択しない場合、これらのフィールドは表示されません。
また、「設定を定義」セグメントのインストール作業を進める際には、次の手順を適用してください。
• 次に示す SQL Server 関連のフィールドの値を設定します。
◦ 「SQL サーバークラスタネットワーク名」: ネットワーク上のフェイルオーバークラスタを識別するために使用される、SQL Server フェイルオーバークラスタのネットワーク名。ネットワーク名は必須フィールドであり、wt.pom.jdbc.host プロパティの db.properties ファイルに保存されます。
◦ 「インストールした SQL Server のインスタンス名 (名前のあるインスタンスのみ)」: SQL Server の名前付きインスタンスのインスタンス名。SQL Server のデフォルトインスタンスを使用する場合は、ブランクのままにします。
◦ 「SQL Server インスタンスの TCP ポート番号」: SQL Server データベースクラスタインスタンスに対して定義されているポート番号。
◦ 「PTC Windchill インストールの SQL サーバーユーザー名」: SQL Server データベース作成時に指定した SQL Server のユーザー名。
◦ 「PTC Windchill インストールの SQL サーバーユーザーパスワード」: SQL Server データベース作成時に指定した SQL Server のパスワード。
次に例を示します。