手順:
1. すでに作業している環境下の既存の TIBCO プロジェクトのコピーとバックアップを作成済みであることを確認します(.dat フォーマットまたは .zip フォーマット)。
2. 11.0 の MICU (Middleware Install and Configure Utility) CD を使用して、新しいバージョンの TIBCO がインストールおよび設定されていることを確認します。
3. 新しい TIBCO 環境で、既存の TIBCO プロジェクトを変換します。
a. .dat ファイルがある場合、最初に dat ファイルをマルチファイルプロジェクトに変換し、そのプロジェクトを TIBCO Designer で開きます。
b. ZIP ファイルをエクスポートした場合、TIBCO Designer で空のプロジェクトを作成し、新しく作成した TIBCO プロジェクトに ZIP アーカイブをインポートします。
4. グローバル変数 ESIOMAdapter\JDBCURL に次の値を設定する必要があります。
jdbc:tibcosoftwareinc:oracle://<<ERP DB ホスト名>>:<<ERP DB ポート>>;SID=<<ERP DB SID>>
ここで、<<ERP DB ホスト名>>、<<ERP DB ポート>>、および <<ERP DB SID>> の値は実際の値に置き換える必要があります。以前のバージョンの ADB アダプタでは、これらの値を使用して ODBC DSN が形成されていました。
5. ESIOMADapter グローバル変数グループ内に新しいグローバル変数を作成します。名前: SubSrvThreadCounts、デフォルト値を 1 に設定。
6. 「Existing Adapter Configuration」で設定されている各購読サービスの「Configuration」タブで、「ESIOMAdapter\ SubSrvThreadCounts」を「Number of Subscription Service Thread」オプションにマッピングします。たとえば、既成では、<<プロジェクト>>/ADB/ESIOMConfiguration で BOM 購読サービスが設定されています。
7. 既成の 11.0 プロジェクトを変換し、次のプロセスファイルをコピーして、お客様がカスタマイズしたプロジェクトで置き換えます(ここでは、これは非常に一般的なプロセスであり、お客様はこのプロセスをまったくカスタマイズしていないものとします。このプロセスがすでにカスタマイズされている場合、TIBCO Designer でソースプロジェクトとターゲットプロジェクトを開き、差異を手動でチェックして比較し、ターゲットプロジェクトに変更内容を取り込みます。<<プロジェクトフォルダ>>\ProcessDefinitions\Services\Oracle\Query_Service.process
8. クエリー文字列 (SQL クエリー) をマッピングする際には ";" を渡す必要はありません。アダプタで "unsupported character" という例外が発生することがあります。既成のプロジェクトでは、入力として SQL クエリーが渡される次のアクティビティが修正されています。
アクティビティ名
プロセス名
CALL_Query_OracleTime
<<プロジェクトフォルダ>>\ProcessDefinitions\ERPCommunication\Oracle\Part\ Start_CBOPart_ORACreateChange_PD.process
CALL_QueryLogTable
<<プロジェクトフォルダ>>\ProcessDefinitions\ERPCommunication\Oracle\Part\ Start_CBOPart_ORACreateChange_PD.process
CallProcess_QueryService_For_OracleTime
<<プロジェクトフォルダ>>\ProcessDefinitions\ERPCommunication\Oracle\BOM\ Start_CBOBOM_ORACreateChange_PD.process
CallProcess_QueryService_QueryOracleTime
<<プロジェクトフォルダ>>\ProcessDefinitions\ERPCommunication\Oracle\ECN\Start_CBOECN_ORACreateUpdate_PD.process
CallProcess_QueryService_QueryAllMessages
<<プロジェクトフォルダ>>\ProcessDefinitions\ERPCommunication\Oracle\ECN\Start_CBOECN_ORACreateUpdate_PD.process
9. 次のスクリプトが修正されています。
MasterConfiguration_TIBCOLogTablePublisher_all_Mods.sql
このスクリプトを、お客様が展開/カスタマイズしたスクリプトと比較し、差異を取り込みます。
10. プロジェクトを保存し、まったく同じテスト環境でこのプロジェクトをテストします。
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