ECN セントリックモードで ECN (Oracle Apps の ECO) を使用して BOM をパブリッシングする必要がある場合
ECO セントリックの場合、アセンブリタイプはパブリッシングする ECO の変更タイプコードによって決まります。1 つの組織の 1 つの ECO 内のすべての BOM が同じ BOM タイプである必要があります。
既成のビジネスロジックでは、すべての BOM が同じ親子関係に属するかどうかを検証できません。リストから 1 つ目の BOM をとり、その親子関係値を使用して ECO の変更タイプコードを決定します。ECO の変更タイプコードによって ECO のアセンブリタイプが決まるので、その ECO を介して作成/更新されたすべての BOM が同じアセンブリタイプになります。[これは Oracle Apps の動作です]。ただし、ECO は組織固有であり、たとえば、組織 1 では変更タイプコードを Engineering に設定して ECO_X を作成し、組織 2 では変更タイプコードを Production に設定して ECO_X を作成できます。
既成では、ESIORADefault.properties ファイルの以下のプロパティを使用して ECO 変更タイプコードが決定されます。
ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE.*.*.*.*=ESI Prod
ESIDataProcessing:GetDefaults2 関数が使用されます。GetDefaults2 には 5 個の引数が必要です。CHANGE_TYPE_CODE には、以下に示す 5 つの引数が割り当てられています。
<ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE>
<システム>.<組織>.<親子関係>.<ロケール>
ここで、<ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE> は 1 つ目の引数です。
<システム> は 2 つ目の引数です
<組織> は 3 つ目の引数です
<親子関係> は 4 つ目の引数です
<ロケール> は 5 つ目の引数です
GetDefaults2 は、プロパティの最後の 4 つのエレメント (システム、組織、親子関係、ロケール) を組み合わせることができる特別な関数です。ここでは、ワイルドカードとして * を使用できますが (すべてのシステム、すべての組織などを表します)、優先順位を確認してください。組み合わせの優先順位は左から右です。たとえば、次のような競合するエントリについて考えます。
ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE.ATST.*.engineering.en_US= ESI Prod ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE>.ATST.P1.*.en_US= ESI Mfg ESIDataProcessing:GetDefaults2(ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE , P1, engineering,en_US) を呼び出すと、ESI Mfg が返され、ESI Prod は返されません。
以下に例を示します。
ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE.ATST.*.Production.*=ESI Prod_ATST ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE.ATST.M2.*.*=ESI Prod_ATST_M2 ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE.PTST.P1.engineering.*=ESI engineering_PTST_P1
ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE.*.*.*.*=ESI Prod
ESIORADefault.properties ファイルで上記の 4 つのエントリを指定すると次のように解釈されます: ATST ERP インスタンスで BOM 親子関係を Production として送信した場合、Change_Type_Code の値は ESI_Prod_ATST になります。
ATST インスタンスの M2 組織で BOM 親子関係を送信した場合、Change_Type_Code は常に ESI_Prod_ATST_M2 になります。
PTST インスタンスの P1 組織で BOM 親子関係をエンジニアリングとして送信した場合、Change_Type_Code は常に ESI engineering_PTST_P1 になります。
上記のいずれの条件とも一致しない場合、プロパティ ECO.ENGR_CHANGE.CHANGE_TYPE_CODE.*.*.*.*=ESI Prod を使用して、Change_Type_Code は常に ESI Prod になります。
次の画面に示されている場所から ESIDataProcessing:GetDefaults2 が呼び出されて Change Type Code が取得されます。
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