カスタマイズポイント
3.8.6.1 拡張可能なクラス
このドキュメントの「ドキュメントのパブリッシング」のセクションで説明されている Windchill ESI レンダラーによって使用されるクラスを拡張した場合、その拡張を必要に応じていくつかの Windchill ESI プリファレンスまたは ESI サービスのプロパティファイルで定義する必要があります。
Windchill ESI プリファレンスで一般的に定義されているクラスを以下に示します。
• WTDocument
プリファレンス名: ドキュメントクラス
デフォルト値:wt.doc.WTDocument
• WTPartDescribeLink
プリファレンス名: 部品ドキュメント説明リンククラス
デフォルト値:wt.part.WTPartDescribeLink
• WTPartReferenceLink
プリファレンス名: 部品ドキュメント参照リンククラス
デフォルト値:wt.part.WTPartReferenceLink
• EPMBuildHistory
プリファレンス名: CAD ドキュメント構築履歴クラス
デフォルト値:wt.epm.build.EPMBuildHistory
• EPMDocument
プリファレンス名: EPM Document Class
デフォルト値:wt.epm.EPMDocument
• EPMDescribeLink
プリファレンス名: 部品 CAD ドキュメント説明リンククラス
デフォルト値:wt.epm.structure.EPMDescribeLink
• MPMLink オブジェクトとドキュメントの間に存在する詳細リンクを表す Java クラスの完全修飾名を定義します。
プリファレンス名: ドキュメント説明リンククラス
デフォルト値: com.ptc.windchill.mpml.MPMDocumentDescribeLink
• MPMLink オブジェクトとドキュメントの間に存在する参照リンクを表す Java クラスの完全修飾名を定義します。
プリファレンス名: ドキュメント参照リンククラス
デフォルト値: com.ptc.windchill.mpml.MPMDocumentReferenceLink
• MPMLink オブジェクトと EPM ドキュメントの間に存在する詳細リンクを表す Java クラスの完全修飾名を定義します。
プリファレンス名: CAD ドキュメント説明リンククラス
デフォルト値: com.ptc.windchill.mpml.MPMEPMDocumentDescribeLink
• ERP 材料オブジェクトとドキュメントの間に存在する詳細リンクを表す Java クラスの完全修飾名を定義します。
プリファレンス名: ERP 材料ドキュメント説明リンククラス
デフォルト値: wt.esi.ERPMaterialDocumentDescribeLink
• ESI サービスが CAD ドキュメント構造のナビゲートに使用する Java クラスの完全修飾名を指定します。
プリファレンス名: CAD ドキュメントツリーナビゲータ
デフォルト値: com.ptc.windchill.esi.treenavigation.TreeNavigatorImpl
以下のレンダラークラスは、通常は ESI サービスのプロパティファイルで定義されています。
• ESIDocumentsRenderer
サービスプロパティ名: com.ptc.windchill.esi.rnd.ESIRenderer
<Option> エレメントの属性のデフォルト値: cardinality="duplicate"
requestor="java.lang.Object"
selector="DOCUMENT"
serviceClass="com.ptc.windchill.esi.esidoc.ESIDocumentsRenderer"
• ESIDocumentsRenderer
サービスプロパティ名: com.ptc.windchill.esi.rnd.ESIRenderer
<Option> エレメントの属性のデフォルト値: cardinality="duplicate"
requestor="wt.doc.WTDocument"
selector="DOCUMENT"
serviceClass="com.ptc.windchill.esi.esidoc.ESIDocumentsRenderer"
• ESIEPMDocumentRenderer
サービスプロパティ名: com.ptc.windchill.esi.rnd.ESIRenderer
<Option> エレメントの属性のデフォルト値: cardinality="duplicate"
requestor="wt.epm.EPMDocument"
selector="DOCUMENT"
serviceClass="com.ptc.windchill.esi.esidoc.ESIEPMDocumentRenderer"
• EPMDocTreeNavigationReqBuilder
サービスプロパティ名: com.ptc.windchill.esi.treenavigation.TreeNavigationRequestBuilder
<Option> エレメントの属性のデフォルト値: cardinality="duplicate"
requestor="null"
selector="WCTYPE|wt.epm.EPMDocument"
serviceClass="com.ptc.windchill.esi.esidoc.EPMDocTreeNavigationReqBuilder"
上記のすべてのクラスはカスタマイズ担当者による拡張が許可されています。
コンフィギュレーション可能なオプション
以下の Windchill ESI プリファレンスは、Windchill ESI ドキュメントレンダラーをサポートするためのコンフィギュレーション可能なオプションを制御します。
• Windchill アダプタからドキュメント情報を取得するときに実行する Info*Engine タスクの名前を定義します。
プリファレンス名: ドキュメント照会タスク
デフォルト値: com/ptc/windchill/esi/QueryObject.xml
• 部品、プロセス計画、シーケンス、オペレーション、リソースのドキュメントの関連付けの追加変更のみをパブリッシングするかどうかを定義します。「はい」に設定した場合、ESI サービスはドキュメントの関連付けの追加変更を計算し、「いいえ」に設定した場合、ESI サービスは常に追加されたものとして関連付けを送信します。
プリファレンス名: ドキュメントの関連付けの追加変更のみをパブリッシング
デフォルト値:はい
• ESI サービスが ESI 応答で関連参照ドキュメント情報を送信するかどうかを指定します。このプリファレンスは、ドキュメントに関連する配布ターゲット属性がオンになっている場合 (たとえば、部品のパブリッシング時に配布ターゲット属性 ESIPart_DocumentFlag が Yes に設定されている場合) にのみ重要となります。
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スタンドアロンドキュメントをパブリッシングする場合、このプリファレンスの影響はありません。
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プリファレンス名: 参照ドキュメントをパブリッシング
デフォルト値:はい
• ライフサイクル状態の値をコンマ区切りリストの形式で定義します。WTDocument のライフサイクル状態がこのプリファレンスで指定されている値のいずれかに変わると、その WTDocument のパブリッシングがトリガーされます。これは、「ESI ワークフローを自動的に開始」プリファレンスが「はい」に設定され、実装されている変更通知にドキュメントが関連付けられていない場合にのみ発生します。
プリファレンス名: ドキュメントパブリッシング開始ライフサイクル状態
デフォルト値:RELEASED
• ライフサイクル状態の値をコンマ区切りリストの形式で定義します。CAD ドキュメントのライフサイクル状態がこのプリファレンスで指定されている値のいずれかに変わると、その CAD ドキュメントのパブリッシングがトリガーされます。これは、「ESI ワークフローを自動的に開始」プリファレンスが「はい」に設定され、実装されている変更通知に CAD ドキュメントが関連付けられていない場合にのみ発生します。
プリファレンス名: CAD ドキュメントパブリッシング開始ライフサイクル状態
デフォルト値:RELEASED
配布ターゲットには、CAD ドキュメント構造のパブリッシング時に ESI 応答メッセージのコンテンツに影響を与えるいくつかのコンフィギュレーション可能属性があります。
ドキュメントのパブリッシングの詳細については、Windchill ヘルプセンターの「配布ターゲット属性」のトピックにある、各オブジェクトに関する以下のセクションを参照してください。
• 変更通知に関する属性
• BOM に関する属性
• 部品に関する属性
• プロセス計画に関する属性
• 製造リソースに関する属性
• CAD ドキュメント構造に関する属性