「遷移」タブ
遷移とは、ワークフローテンプレート内の 1 つの内部状態から別の内部状態への移行であり、ワークフローのステータスの変化を反映します。たとえば、特定の割当アクティビティノードの開始は遷移を表します。
各遷移には、条件または定義式を付加できます。この条件が true の場合、遷移が実行されます。条件が false の場合、遷移は実行されません。
遷移はワークフロープロセスを単純化するのにも役立ちます。たとえば、メソッドロボットを使用する代わりに、「完了」遷移を使用して、タスクの完了時にプライマリビジネスオブジェクトの状態を設定できます。
以下の項目は「遷移」タブにデフォルトで表示されます。カスタムルーティングイベントを追加した場合は、それも表示されます。
開始
遷移変数の定義式の result が true の場合、アクティビティノードの遷移を開始します。result が false の場合、ノードは開始できません。
無効
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合にアクティビティノードを使用できない状態にします。
有効
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、使用できないアクティビティノードを使用できる状態にします。
サスペンド
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、アクティビティノードをサスペンド状態にします。
再開
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、サスペンド状態のアクティビティノードを再開します。
スキップ
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、アクティビティノードをスキップします。
完了
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、アクティビティノードを完了します。
タスクを完了
遷移定義式の result が true の場合、アクティビティノードに関連付けられている個々のタスクを完了します。
詳細については、タスク完了遷移を参照してください。
強制終了
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、アクティビティノードを強制終了します。
中止
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、アクティビティノードを中止します。
リセット
遷移変数の定義式の result が true に設定された場合に、アクティビティノードをリセットします。
遷移に条件を追加するには、遷移を選択して、「遷移条件 (オプション)」フィールドに定義式を入力します。条件は、標準の Java 定義式です。
たとえば、変数が特定の値に設定されている場合にのみ、プロセスを開始するなら、「遷移」リストの「開始」を選択し、条件フィールドに次の定義式を入力します。
if (i > 20)
result = true;
else
result = false;
「構文チェック」をクリックして、入力した Java コードが正しいかどうかを確認します。
遷移定義式の例は、次のトピックを参照してください。
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