Windchill MPMLink では、異なる原材料のセットを使用して同じ完成部品または半完成部品を製造するための複数の方法を定義できます。原材料の各セットを材料セットと呼びます。材料セットは BOM トランスフォーマの Windchill ホルダーオブジェクトであり、原材料情報の収集に使用されます。これは再利用できず、スタンドアロンオブジェクトとして存在することはできません。詳細については、材料セットを参照してください。

イメージでは、MadeFromSet1 と MadeFromSet2 はそれぞれ、部品 Part1 と Part2 の下に作成されている材料セットです。

Windchill ESI では、Windchill MPMLink 内で作成または変更された材料セットオブジェクトを配布ターゲットにパブリッシングできます。1 つの材料セットオブジェクトを複数のプラント間で使用することはできないので、材料セットオブジェクトには配布ターゲットを 1 つだけ割り当てることができます。

Windchill ESI は次の材料セットオブジェクト情報を EAI ソフトウェアコンポーネントに渡します。

MadeFromObject の次の属性が渡されます。

材料セットオブジェクトの BOMComponent の次の属性が渡されます

材料セットオブジェクトの BOMHeader の次の属性が渡されます。

ESI 応答では、材料セット構造がその完成部品または半完成部品の代替 BOM として送信されます。

材料セットオブジェクトに関連付けられているプロセス計画を配布ターゲットにパブリッシングすると、Windchill ESI は材料セットオブジェクトに関連付けられている完成部品または半完成部品のプロセス計画をパブリッシングします。部品からプロセス計画へのリンクは、材料セットオブジェクトではなく完成部品または半完成部品とともに送信されます。

ESI 応答では次の情報もパブリッシングされます。

次の方法を使用して、材料セット情報をパブリッシングできます。

Oracle では材料セットは代替 BOM として永続化されます。Oracle で代替 BOM を作成するには、材料セットをパブリッシングする場合とは異なり、最初にメイン BOM を永続化する必要があります。したがって、材料セット代替 BOM 001 は代替情報がないメイン BOM として永続化され、代替情報を持つ代替 BOM 002 が材料セットに作成されます。